昭栄薬品---19年3月期売上高は微減、国内主要得意先の生産・販売活動は堅調に推移

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2019年5月13日 12時43分

昭栄薬品<3537>は10日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.4%減の201.10億円、営業利益が同18.2%減の2.73億円、経常利益が同8.9%減の4.11億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.2%減の2.72億円となった。

化学品事業の売上高は前期比0.4%減の180.72億円、セグメント利益は同17.5%減の3.25億円となった。国内主要得意先の生産・販売活動は概ね堅調に推移し、品種別では高級アルコール、界面活性剤等の数量は増加した。しかし、一部原材料価格(天然油脂相場価格)の下落や運送費等の高騰化、中国での環境規制に伴う取扱商品の供給面での影響を受けることになった。

日用品事業の売上高は同1.6%増の8.19億円、セグメント利益は同5.9%増の1.21億円となった。冷蔵庫脱臭剤や洗濯槽洗浄剤をはじめとする一部商品の販売が堅調となり、また新規取引先の開拓や既存得意先への新アイテム提案、インターネット販売での同社オリジナル商品の拡販等に努めた。

土木建設資材事業の売上高は同2.1%減の12.18億円、セグメント損失は0.05億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。当事業の取扱商品とかかわりの深い地盤改良工事、コンクリート補修補強工事の工事案件が少なかったことで工事に使用される材料・添加剤等の販売は低調となった。一方、環境関連薬剤の販売は比較的規模の大きい環境改善工事への環境関連薬剤を継続して納入した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.8%増の208.69億円、営業利益が同2.4%増の2.80億円、経常利益が同0.3%増の4.12億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.1%増の2.73億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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