クオールホールディングス---3Q増収・2ケタ増益、保険薬局事業が引き続き順調に推移

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2022年2月7日 12時32分

クオールホールディングス<3034>は4日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.1%増の1,245.45億円、営業利益が同49.5%増の69.21億円、経常利益が同45.3%増の70.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同88.5%増の41.55億円となった。

保険薬局事業の売上高は前年同期比3.6%増の1,148.89億円、営業利益は同37.7%増の84.13億円となった。当第3四半期累計期間において、出店状況は、新規出店13店舗、事業譲受による取得3店舗、子会社化による取得12店舗の計28店舗増加等により、全体で店舗数は834店舗となった。M&Aについては、2021年7月にケーアイ調剤薬局の全株式を取得し、九州で8店舗増加、11月には斉太薬局の全株式を取得し、東北で4店舗増加している。業績については、前期に実施したM&Aや新規出店の寄与と、在宅・施設調剤の推進により受付回数や薬剤料収入、技術料収入が増加している。また、後発医薬品調剤体制加算や地域支援体制加算の取得店舗数の着実な増加、かかりつけ薬剤師指導料の算定件数が増加し、技術料単価が上昇した。

医療関連事業の売上高は前年同期比2.7%減の96.55億円、営業利益は同25.1%減の9.30億円となった。CSO事業においては、2021年4月よりMR派遣需要が着実に増加し、専門領域MRの育成プログラムの拡大や、幅広い経験を持った人財の採用強化、継続した教育による質の向上等、医療現場から求められる優秀な人財の育成に注力している。紹介派遣事業においては、健康経営推進への関心の高まりから産業医・産業保健師の派遣需要は回復傾向を見せており、成約件数及び売上高が増加している。また、健康経営優良法人の認定取得をサポートするサービスや、ストレスチェック及びヘルスケアセミナーといったコンテンツ提供サービス等、サービスラインナップの拡大に取り組み、薬局・医療機関・ドラッグストア・企業・学校等、取引社数が拡大している。医薬品製造販売事業においては、大手提携製薬企業との共同プロモーションによる売上が好調に推移している。

2022年3月期通期については、売上高が前期比8.1%増の1,750.00億円、営業利益が同35.8%増の100.00億円、経常利益が同35.1%増の100.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.6%増の50.00億円とする、2021年10月18日に公表した連結業績予想を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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