ディックス・スポーティングが決算受け上昇　既存店売上高が予想外の増収＝米国株個別

（NY時間13:47）

ディックス・スポーティング<DKS>　124.08（+5.07　+4.26%）

スポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズ<DKS>が上昇。取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が予想外の増収となったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益および既存店売上高の見通しを上方修正した。ホバートＣＥＯは声明で「既存店売上高は取引額と平均チケット額の増加によってけん引された」と述べた。

アナリストからも高評価が伝わっており「第２四半期に実施された積極的な在庫一掃活動は大部分が一時的または戦略的なもので、同社の差別化された品揃えは、利益プロファイルを過去の水準から構造的な高水準で維持し続けることを今回の決算は示した」と述べている。

その上で「同社が提供する規模・オムニチャネルをリードする商品とプレミアムなショッピング体験により、非常に細分化された業界において長期的な市場シェア拡大をけん引し続けると考える」とも付け加えた。

（８－１０月・第３四半期）

・既存店売上高：1.7％（予想：-1.9％）

・1株利益（調整後）：2.85ドル（予想：2.53ドル）

・売上高：30.4億ドル（予想：29.5億ドル）

・粗利益率：34.9％（予想：35.4％）

・在庫：-2％

・店舗：725（予想：726）

（通期見通し）

・既存店売上高：0.5～2％（従来：0～2％）（予想：1.0％）

・1株利益（調整後）：12.00～12.60（従来：11.50～12.30ドル）（予想：11.90ドル）

【企業概要】

スポーツ用品、狩猟用品などを販売するスポーツ用品の小売業者。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美