ワーナーが決算受け小幅高 売上高が予想下回る コスト削減計画の報道も=米国株個別

材料
2024年5月9日 23時14分

(NY時間10:11)(日本時間23:11)

ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 7.84(+0.04 +0.51%)

メディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。同社は第1四半期中に11億ドルの債務を返済し、第1四半期末の手元流動性は34億ドル、総負債は432億ドルになったと述べた。また、最大17.5億ドルの社債発行も発表。入札期限は6月7日とした。

決算発表前に同社が人員削減を含む新たなコスト削減を計画していると伝わっていた。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ストリーミング事業だけでも、マーケティングやテクノロジー分野を中心に数億ドルの予算を削減できる可能性があるという。また、サブスク型サービスの値上げも決定。動画配信「マックス」と「ディスカバリー+」で来年10億ドルの利益達成を目指していると伝えていた。

株価は時間外でコスト削減報道を受けて上昇していたものの、決算を受けて一時下げに転じる場面も見られていた。

(1-3月・第1四半期)

・1株損益:-0.40ドル(予想:-0.22ドル)

・売上高:99.6億ドル(予想:102.7億ドル)

広告収入:21.5億ドル(予想:21.9億ドル)

・EBITDA(調整後):21.0億ドル(予想:21.8億ドル)

・FCF:3.90億ドル(予想:3.67億ドル)

・総会員数:9960万人(予想:9887万人)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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