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【特集】「円高メリット」が8位、米利上げ鈍化観測の浮上で注目度増す<注目テーマ>

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1  インバウンド
2  半導体
3  円安メリット
4  パワー半導体
5  防衛
6  電気自動車充電器
7  メタバース
8  円高メリット
9  旅行
10  TOPIXコア30

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が8位となっている。

 外国為替市場で円相場は、依然として歴史的な円安・ドル高水準で推移している。日米金利差の拡大を背景にドル買いの流れが続いている格好だ。一方、ここにきて米連邦準備理事会(FRB)が12月以降の利上げペースを鈍化させるとの観測が浮上しており、政府・日銀による為替介入の効果とも相まっていったんは円安の流れが弱まる可能性も意識されている。

 こうしたなか株式市場では「円安メリット」の投資テーマとともに、その対極の関係にある「円高メリット」にも投資家の視線が向かっており、注目度が増している。日米の金融政策に当面大きな変更はないとみられているものの、今後の為替動向の変化に備え、円高メリット関連の銘柄を押さえておく必要はあるだろう。

 主な銘柄としては、家具大手のニトリホールディングス<9843>をはじめ、日清製粉グループ本社<2002>やニチレイ<2871>といった食料品セクター、王子ホールディングス<3861>などの紙・パルプセクターなど。また、東京電力ホールディングス<9501>や関西電力<9503>、東京ガス<9531>をはじめとする電力・ガス株や、日本航空<9201>などの空運株も挙げられる。

出所:MINKABU PRESS

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