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2016年5月8日 20時00分
特集

“超”低PBRバリュー株「底値買い」チャンス到来 <株探トップ特集>

―出遅れバリュー株に見直しの芽―

6日の東京株式市場は、大型連休の谷間で米雇用統計発表を目前にキャッシュポジションを高める動きが優勢となり、日経平均株価は6日続落と下値を模索する動きが続いた。主力株は株価の大幅調整に伴う値ごろ感はあるものの、為替の円高を背景とした17年3月期業績予想に対する警戒感が拭えずに積極的な買いが入りにくい環境にある。

もっとも、こういう場面こそ相場巧者にとっては腕試しのチャンスとなる。この機を逃さず、逆張りを基本に仕込みの構図を描きたい場面である。

●意外性の株高予備軍が動き出す

マザーズ市場やジャスダック市場では短期回転売買を狙ったテーマ物色の流れが健在だ。6日の株式市場でも人工知能(AI)関連が総じて値を飛ばしたほか、バイオフィンテック自動運転関連に位置付けられる銘柄群の一角に買いの矛先が向かっている。ただ、これらの銘柄は既に高値圏に株価を浮揚させているものも多く、目先的には反落リスクと隣り合わせであることも事実だ。

大勢に流されず相場観を働かせた“底値買い”を考えるのであれば、ここは現在の市場ニーズの一歩先を読んで、静かに反騰の機をうかがう低位株に照準を絞るのがひとつの有力な選択肢となる。上げ賛成ムードの成長テーマ株と一線を画するオールドカンパニーでも、意外性に満ちた株高候補は少なからず存在する。

●出遅れバリュー株に日米で見直し機運も

現在、低PBRに代表されるバリュー株はグロース株と比べ相対的に出遅れ感が際立つ。これは東京市場に限らず、米国株市場でも同様の傾向が強く、市場関係者の関心を集めている。裏を返せば、今後グローバルな見地からバリュー株見直しの波が押し寄せる可能性も考えられる。

会社解散価値以下すなわちPBRが1倍を大きく下回る銘柄は、実際に経営危機に瀕しているような銘柄を除き下値に対する抵抗力が発揮されやすい。株価が低位であればなおさら値ごろ感が働き、下落リスクを限定できる強みがある。一方、新値圏を舞い上がる新興市場銘柄などとは違い、上値に因縁玉(機関投資家などが保有する含み損株式)を抱えているのはマイナスポイント。潜在的な売り圧力が邪魔をして一直線の上昇も見込みにくい。しかし、ファンダメンタルズ面の評価は株価形成の基本として決して失われることはなく、時間軸を長くとれば結局は大幅な値上がり益を掌中に収められるケースが多いのだ。

●株価水準魅力で材料株素地も満載

別表は株価が300円未満の低位株を並べたが、今後大きく水準訂正する要素を持つ。一株純資産の7割から半値以下の水準に売り込まれた「超」のつく低PBR銘柄で、安定した業績成長を確保し、配当もしっかり実施している財務面にも傷のないバリュー株を選出している。

総じて海外輸出比率が低く、為替の円高デメリットを被りにくい。また、駒井ハルテック <5915> のように政策恩恵セクターに位置して足もと利益を急拡大させている銘柄や、黒崎播磨 <5352> のように配当利回りが4%を超える銘柄もある。また、JVCケンウッド <6632> は、掲載銘柄のなかで唯一輸出比率が高いが、「自動運転」という今最も旬なテーマの関連有力株として株価の先高期待が根強い。

このほか材料株素地に富む銘柄も多い。日本化学工業 <4092> はリチウムイオン電池の関連素材を手掛け、電気自動車(EV)普及に伴う商機拡大期待が強く、サカイオーベックス <3408>炭素繊維分野での開発力が注目され、東レ <3402> グループ再編に伴う思惑も意識される。サクサホールディングス <6675> は空港向けなどに顔認証装置を展開し、伊勢志摩サミットに続き2020年の東京五輪を控え再び注目度が高まる可能性がある。

◆低PBRで上値妙味内包する低位株15選◆

銘柄         株価  PBR   配当利回り

双日 <2768>      213  0.49  3.76

グンゼ <3002>     299  0.49  2.84

クラボウ <3106>    189  0.47  2.65

サカイオーベ <3408>  165  0.68  2.12

アツギ <3529>     112  0.37  2.68

日本化 <4092>     200  0.59  2.50

ミヨシ油脂 <4404>   122  0.54  2.46

アキレス <5142>    136  0.55  2.94

日コンクリ <5269>   270  0.46  2.22

黒崎播磨 <5352>    244  0.48  4.10

駒井ハルテク <5915>  233  0.43  2.15

JVCKW <6632>   265  0.71  1.89

サクサ <6675>     197  0.53  1.52

トピー工 <7231>    204  0.47  2.94

ヤマタネ <9305>    148  0.51  2.70

※JVCKWの配当利回りは実績ベース(単位:円、倍、%)

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