ログイン
2017年4月11日 20時00分
特集

萎え萎え東京市場、見逃された「好業績予想」株を拾う <株探トップ特集>

―地政学リスクで強まる買い手控え、評価不足の大幅増益銘柄を狙う―

11日の東京株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクが投資家心理を萎えさせている状態で、買い手控え姿勢が強まり東証1部の売買代金は1兆8634億円にとどまり、日経平均株価終値は、前日比50円1銭安の1万8747円87銭と反落した。こうした軟調地合いのなかで、2月期決算企業の決算発表が本格化している。全般相場が弱気ムードで覆われるなかで、好業績予想ながらも株価面で評価不足となっているケースも多い。18年2月期経常利益の大幅増益予想銘柄に注目した。

●薬王堂は今期新規出店20店舗で2ケタ増収増益を予想

薬王堂 <3385> が7日に発表した18年2月期通期の単独決算は、売上高830億円(前期比10.8%増)、経常利益39億7200万円(同13.2%増)と2ケタの増収増益を見込んでいる。今期は、日常生活に密着した品揃えの充実と低価格商品の販売強化を図りながら、「小商圏バラエティ型コンビニエンス・ドラッグストア」の新規出店20店舗(前期実績は22店舗)を計画し、東北エリアのドミナント化を進める。また、新しいポイントカードによる販売促進活動を強化するとしている。

●フジは生鮮やデリカ、ベーカリー部門で競争力を高める

四国最大手スーパーマーケットチェーンのフジ <8278> は10日、18年2月期通期の連結業績予想を発表した。売上高3200億円(前期比0.8%増)、経常利益100億円(同20.4%増)の大幅増益を見込む。同社はスーパーマーケット事業を中核と位置づけ、生鮮やデリカ、ベーカリー部門で強みを発揮することで競争力を高めつつ、生産性の向上による収益拡大を目指す。一方で、衣料・住関連事業は、競争優位に立てる主力部門の強みを伸ばし、フランチャイズやテナントを組み合わせることで、適正規模化と機能強化を推進するとしている。

●エコートレーディングは物流拠点の再編などで利益率向上目指す

ペット用品、ペットフードの卸大手のエコートレーディング <7427> は6日、18年2月期通期の連結業績予想を発表した。売上高800億円(前期比3.0%増)、経常利益4億円(同37.5%増)と大幅増益を予想している。成長戦略では、引き続き商品開発体制を強化するのをはじめ、今後の売り上げ拡大やローコストオペレーションに向けた物流拠点の再編などを行って利益率の向上を目指す。内部利益の創出では、業務の効率化を目的とした5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)によるムダ・ムラ・ムリの排除、単品管理の強化として適正在庫の運用と単品ごとの粗利管理を行う。

●ジュンテンドーは店舗展開の効率化で採算向上図る

中国地方でトップシェアを占め、近畿地区にも展開しているホームセンターのジュンテンドー <9835> [東証2]は7日、18年2月期通期の単独業績予想を発表した。売上高444億円(前期比0.7%増)、経常利益6億円(同25.8%増)と大幅増益を見込んでいる。今期は、ホームセンター事業で、ホームセンター1店の新設、同1店の増床、および同2店の閉店を計画している。また、改装については、ホームセンター事業で、全面改装2店を計画している。

●瑞光は新興国の衛生用品需要増に伴い製造機械も順調拡大

瑞光 <6279> [東証2]が5日に発表した18年2月期通期連結業績は、売上高294億円(前期比7.8%増)、経常利益25億円(同12.4%増)と2ケタ増益を見込んでいる。新興国での継続的な経済成長や、日本製衛生用品の人気継続などから、衛生用品製造機械の需要拡大が見込まれ、海外子会社との連携を密に行うことで利益確保を目指すとしている。

◆主な18年2月期「経常利益大幅増益」予想銘柄◆

           今期

銘柄         増益率  株価  PER

ダイセキS <1712>    23.9  1316  19.1

ブロッコリー <2706>   37.4   644  43.3

カルラ <2789>      23.8   425  21.3

あさひ <3333>       8.0  1418  15.7

薬王堂 <3385>      13.2  2770  21.5

リソー教育 <4714>    18.1   673  23.7

C&R <4763>      18.5   913  19.2

エスクロAJ <6093>   33.4  1719  22.0

瑞光 <6279>       12.4  3875  15.0

エコーTD <7427>    37.5   685  13.3

西松屋チェーン <7545>  10.3  1183  13.2

NaITO <7624>    13.2   144  15.2

リヒトラブ <7975>     9.5  1695  11.5

オンワード <8016>    27.3   869  24.0

フジ <8278>       20.4  2572  15.6

UCS <8787>      13倍  1060   7.8

ダイセキ <9793>     17.0  2440  20.9

ジュンテンドー <9835>  25.8   555  14.9

※株価は11日終値、単位:%、円、倍

株探ニュース

株探トップ特集

いま最もホットなテーマを分析!

関連記事・情報

  1. 発表迫る、低PERの17年3月期「上方修正」期待リスト〔第2弾〕 <業績修正特集> (04/09)
  2. 3万円以下で買える、低PER・低PBR 「お宝候補」22社選出 <割安株特集> (04/08)
  3. 【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (4月7日現在)
  4. 国際情勢緊迫で再注目、「監視カメラ」関連株に“熱視線” <株探トップ特集> (04/10)
  5. 馬渕治好氏【ファンダ良好・国際情勢不安の行く末は?】(1) <相場観特集> (04/10)
  6. 鈴木英之氏【ファンダ良好・国際情勢不安の行く末は?】(2) <相場観特集> (04/10)
  7. 揺れるマーケット、“北朝鮮+シリア”地政学リスク二重奏の行方 <株探トップ特集> (04/07)
  8. 中村潤一の相場スクランブル 「最強の銘柄選択、米中首脳会談後に浮かぶもの」 (04/05)
  9. 【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (4月11日発表分)
  10. 相場低迷で売られた【高ROE】銘柄 29社選出 <テクニカル特集> 4月11日版

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月21日発表分) New! 注目
  2. 2
    すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 御発注さんの場合-第1回 特集
  3. 3
    話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソフトバンクG、スズキ、愛三工 注目
  4. 4
    【REIT高配当利回り】ランキング (5月17日現在) 特集
  5. 5
    明日の株式相場見通し=全般は買い意欲盛り上がらず、一部内需株に物色の矛先 市況
人気ニュースベスト30を見る
ゲストさん プレミアム会員登録
ログイン PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。
投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、 China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.