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2017年9月18日 19時30分
特集

【大復活】四半期“最高益”更新リスト 27社選出 <成長株特集>

本特集では、17年4-6月期に全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄の中から、最高益の更新間隔が大きく空いた“大復活銘柄”にスポットライトを当ててみた(9月15日現在)。

本決算月にかかわらず、4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を更新した銘柄は176社に上った。下表ではこのうち、時価総額50億円以上の銘柄を対象に、20四半期(5年)以上ぶりに最高益を更新した27社を選び出し、「最高益の更新間隔が大きい」→「上振れ率が高い」順に記した。

最高益の更新間隔が最も大きく空いたのは沖電線 <5815> で、実に52四半期(13年)ぶりの大復活となった。4-6月期(第1四半期)は産業用機械メーカー向けに電線や光ケーブル、ワイヤーハーネスなどの販売が大きく伸び、経常利益は四半期ベースの過去最高を15.8%上回る3.3億円に拡大して着地。業績好調を踏まえ18年3月期の同利益予想を44.3%上方修正した。同社は電線地中化関連としても脚光を浴びており、株価は年初来高値圏での推移が続いている。

2位のタツモ <6266> [JQ]は世界的な半導体需要の拡大を追い風に、半導体製造装置や搬送機器の受注が伸び、51四半期ぶりの過去最高益を達成。17年12月期の経常利益は前期比36.7%増と2期連続での最高益更新を目指す。3位のバイテックホールディングス <9957> は売電収入が膨らんだうえ、太陽光パネルや関連部材の販売も伸び、環境エネルギー事業の収益が急拡大した。

続く4位のアサツー ディ・ケイ <9747> はテレビ広告やインターネット広告が伸びたうえ、受取配当金が増加したことも利益を押し上げた。6位のトーカロ <3433> は半導体・液晶製造装置部品向け溶射加工の受注が好調で、43四半期ぶりの大復活を遂げた。同社株は8月2日の決算発表後に約10年7ヵ月ぶりの高値をつけたあと調整局面が続いたが、ここにきて再び上値を試す展開となっている。

8位のIDEC <6652> は主力の制御用操作スイッチの好調や仏アペム社の買収効果に加え、円安も利益拡大を後押しした。9位の安川電機 <6506> は中国を中心としたスマートフォンやデータセンター関連などでの設備投資の旺盛な需要を背景に、サーボモーターの受注が好調だったほか、産業用ロボットも伸びた。決算期変更する18年2月期は11ヵ月の変則決算となるが、経常利益は450億円と16年3月期に記録した過去最高益358億円を大幅に上回る見通しだ。

このほか、自動車用部品を手掛ける三櫻工業 <6584> とティラド <7236> にも注目したい。三桜工は円安による為替差損益の好転、ティラドは建設機械向け熱交換器の販売拡大や円安効果が寄与し、それぞれ四半期ベースの過去最高益を大きく上回って着地した。両社ともに4-6月期(第1四半期)経常利益の対通期進捗率が40%を超えており、業績上振れが期待される。

最高益  ┌─── 経常利益 ───┐

コード 銘柄名    間隔期数 上振れ率 4-6月期 過去最高 予想PER

<5815> 沖電線       52    15.8   330    285   19.1

<6266> タツモ       51    2.5   501    489   13.4

<9957> バイテックH    46    34.4   1044    777   15.3

<9747> アサツーDK    46    8.6   3819   3516   22.5

<9319> 中央倉       45    4.5   537    514   18.4

<3433> トーカロ      43    4.6   1925   1841   16.7

<8334> 群馬銀       41    53.8  21193   13784   10.3

<6652> IDEC      41    38.6   2148   1550   17.2

<6506> 安川電       41    20.0  12568   10475   28.5

<8830> 住友不       40    19.0  62685   52666   13.9

<4284> ソルクシーズ    40    7.7   294    273   19.4

<9005> 東急        39    23.5  29148   23597   13.7

<5986> モリテック     39    13.6   360    317   19.4

<9302> 三井倉HD     38    15.9   2124   1832   13.5

<4849> エンジャパン    37    5.1   2753   2619   32.7

<7271> 安永        37    2.7   812    791   53.7

<7995> バルカー      36    27.9   1539   1203   16.9

<8424> 芙蓉リース     30    0.1   9639   9625   10.1

<6584> 三桜工       28    40.6   2740   1949   16.3

<7236> ティラド      26    22.2   1957   1601   15.7

<5659> 日精線       26    3.7   1103   1064   12.3

<5363> TYK       24    20.5   842    699   12.0

<9852> CBGM      24    6.0   756    713   6.6

<5729> 日精鉱       23    15.7   427    369   11.5

<7444> ハリマ共和     23    7.3   629    586   8.2

<9351> 洋埠頭       20    27.4   684    537   13.5

<9364> 上組        20    3.1   6799   6596   18.4

※四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。経常利益の単位は百万円。予想PER「-」は今期最終利益予想を非開示とする企業。

株探ニュース

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