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2017年11月23日 19時30分
【特集】 好調持続の小型株、7-9月期【売上成長株】ベスト30 <成長株特集>

 本特集では、3月期決算企業の直近3ヵ月である17年7-9月期(第2四半期)の経常増益率に照準を合わせた、「好調持続の7-9月期【利益成長株】ベスト30」の【大中型株】編(11月16日配信)【小型株】編(11月19日配信)に続き、7-9期に“売上高”を大きく伸ばした企業にスポットライトを当ててみた。

 株探集計によると、18年3月期中間期(4-9月)決算を発表した2288社のうち、直近3ヵ月の7-9月期(第2四半期)に売上高と経常利益が前年同期をともに上回った企業は1278社に上った。下表ではこの1278社のうち、(1)時価総額が50億円以上1000億円未満の小型株(金融を除く)、(2)7-9月期に売上高が連続で前年同期比プラス、といった条件を満たした銘柄の中から、利益拡大に先行する傾向がある売上高の成長が著しい増収率の上位30社をピックアップし、増収率の大きい順に並べた。

 増収率トップは太陽電池などの電子材料のスライス加工に使う工具、ダイヤモンドワイヤの製造を主力とする中村超硬 <6166> [東証M]。7-9月期(第2四半期)は多結晶シリコンウエハーメーカー向けダイヤモンドワイヤの受注が急増し、売上高は前年同期比3.8倍の32.8億円に拡大した。同社は前期にダイヤモンドワイヤの販売低迷と単価下落が響き大幅減収で赤字に転落したが、今期は一気に売上高、利益ともに過去最高を計画する。好業績が評価され、株価は20日に約1年6ヵ月ぶりに上場来高値を更新し、その後も上値追いの展開が続いている。

 2位のアイロムグループ <2372> は大学病院などの基幹病院との提携拡大を背景に、がんや難治性疾患の臨床試験支援業務の新規受託が大きく伸び、6四半期連続の増収を達成した。3位のリミックスポイント <3825> [東証2]は電力売買事業の新規顧客が拡大したうえ、ビットコインなど仮想通貨取引所を運営する金融関連事業で取引量や口座開設が伸びたことが大幅増収の要因となった。また、4位の三菱ロジスネクスト <7105> はユニキャリア、5位のタキロンシーアイ <4215> はシーアイ化成との経営統合効果が収益を押し上げた。

 選出リストを業種別にみると、情報・通信業が最も多くリストアップされた。6位の日本一ソフトウェア <3851> [JQ]は5月に発売したニンテンドースイッチ用ソフト「魔界戦記ディスガイア5」の販売が好調だった。7位のエムケイシステム <3910> [JQ]は主力の社会保険労務士向け業務支援クラウドサービスの導入企業が増えたことに加え、人事総務向け業務効率化システムを手掛けるビジネスネットコーポレーションの買収効果も寄与した。8位のダブルスタンダード <3925> [東証M]はビッグデータ関連事業での新規案件獲得やサービス企画開発事業の伸長で、7-9月期売上高は四半期ベースで初めて5億円を突破した。また、12位のアドバンスト・メディア <3773> [東証M]は主力のコールセンター向け音声認識システムで大型案件の獲得が進み、前年同期比72.2%の大幅増収を達成している。

 そのほか、好調な海外需要を追い風に業績を伸ばした機械株の躍進も目立つ。14位に入ったコイル製造用自動巻き線機の最大手、日特エンジニアリング <6145> [JQ]は前期に中国の大手電子部品メーカーから受注した大型案件の納品が進み、7-9月期売上高は四半期ベースの過去最高を記録した。15位の昭和真空 <6384> [JQ]はスマートフォン用電子部品向け水晶デバイス装置や光学装置の受注が好調だった。20位のツガミ <6101> は設備投資需要が旺盛な中国を中心に自動旋盤の販売拡大が続いた。

                    四半期
           ┌ 売上高 ┐   増収
コード 銘柄名    増収率 7-9月期 連続期数 予想PER
<6166> 中村超硬     280   3287     2   22.9
<2372> アイロムG    141   2237     6   15.5
<3825> リミックス    111   2802     4   71.1
<7105> ロジスネクス   105  105935     3   21.0
<4215> タキロンCI   104  36217     4   13.3
<3851> 日本一ソフト  92.6   1622     3   38.1
<3910> MKシステム  92.4   529     7   20.6
<3925> ダブスタ    89.0   531     4   58.5
<1514> 住石HD    87.5   3956     2   5.0
<6092> エンバイオH  86.3   2385     3   27.3

<6131> 浜井産     79.7   1590     2   61.7
<3773> AMI     72.2   892     4   1395
<7122> 近畿車     64.1  17339     3   10.2
<6145> 日特エンジ   62.3   9899     4   31.5
<6384> 昭和真空    61.6   3910     2   14.4
<6246> Tスマート   60.8   4056     6   16.6
<6882> 三社電機    53.1   6387     4   19.4
<5609> 日鋳造     52.7   3449     2   24.3
<9517> イーレックス  52.1  12909     8   17.5
<9467> アルファP   50.7   993     4   30.0

<6101> ツガミ     50.3  14630     5   18.9
<5269> 日コン     50.0  11991     5   20.5
<1871> PS三菱    47.4  31900     4   12.4
<1848> 富士PS    46.6   7385     3   17.9
<3679> じげん     46.6   2435     2   44.7
<6337> テセック    46.3   1233     4   23.1
<7774> J・TEC   43.6   583     6   205
<3179> シュッピン   42.9   7691     4   37.8
<5707> 東邦鉛     42.6  35091     4   9.2
<6027> 弁護士COM  42.1   560     8   99.6

※売上高の単位は百万円。増収連続期数は四半期ベースで前年同期を上回った連続回数。
※今期最終赤字見通しの企業は除いた。

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