<注目銘柄>=共立メンテ、インバウンド売上比率向上が貢献

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2017年12月29日 10時00分

共立メンテナンス<9616>は18年3月期の連結業績を、売上高1482億円(前期比9.1%増)、経常利益117億円(同1.6%増)と見込んでいる。さらに、来期の19年3月期は、訪日観光客の増加が見込まれる北海道をはじめとした地方ホテルの稼働率向上や、和風ブランド投入による収益拡大が予想される。

足もとの18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結経常利益は、70億6100万円(前年同期比2.9%増)で、通期予想の117億円に対する進捗率は60.4%に達している。

これは、ホテル事業の先行的開発費用の増加があったものの、寮事業の高稼働(98.3%)、ホテル事業のRevPAR(販売可能客室数当たりの客室売上)上昇、新規事業所の開設による増収効果などが寄与した。さらに、ビジネスホテル「ドーミーイン」は、韓国・香港からの客数が大幅な伸びをみせ、インバウンドの売上構成比が前年上期の17.9%から25.2%に高まっていることが、客室単価の上昇、売上高の増収を牽引している。

株価は、12月18日に4770円で年初来高値をつけて以来、小幅な調整局面となっている。10月以降の上昇が比較的急ピッチだったため、いましばらく調整が継続する可能性もあるが、中期上昇波動復帰に向けて押し目買いで対応したい。(朱)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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