米ビットコネクト、州の警告を受け仮想通貨取引所を閉鎖【フィスコ・ビットコインニュース】

市況
2018年1月17日 20時04分

独自の仮想通貨、BCCを発行する米ビットコネクト社は、1月16日に自社のホームページ上で、仮想通貨取引所と貸付事業を閉鎖することを発表した。同社は、テキサス州とノースカロライナ州の証券当局から、登録されていない有価証券を販売したとして業務停止通達書を受領したことを閉鎖の理由の一つに挙げた。また、DDoS攻撃(ネットワークを通じたサービス拒否攻撃)を受けて運営に支障が出たことも理由の一つであると明かしている。

米ブルームバーグ社の報道によると、BCCは世界で最も成功した仮想通貨トップ20の一つと評価されていた。しかし、両州による警告が明らかになった1月3日以降に65%値下がりしている。約1年前に発行されたBCCの時価総額は、10億ドル(約1104億円)に近い。ビットコネクトは、貸付を行うことでBCC保有者に利息を支払っていた。

米国では、昨年12月に米証券取引委員会(SEC)が、マンチー社が計画していたICO(仮想通貨を利用した資金調達)を、有価証券登録義務違反を理由に阻止した。連邦当局も州当局も、仮想通貨に関連するビジネスに目を光らせていることが伺える。

《MS》

提供:フィスコ

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