第一生命HDなど生保株が上昇、米長期金利上昇を背景に業種別値上がり率で2位に
第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>など生保株が上昇、業種別騰落率でも「保険」は33業種中で「石油」に次ぐ値上がり率第2位となっている。米長期金利の上昇基調が続いており、前週末時点で米10年債利回りは2.66%台まで上昇、これは約3年10カ月ぶりの水準となる。また、米30年債利回りも年初から大きく水準を切り上げており、長期運用する大手生保にとって米国事業での利ザヤ拡大期待が株高を後押ししている。国内では26日のダボス会議で黒田日銀総裁が現行の金融緩和政策を肯定する発言をする一方で日本が物価目標に近づきつつあるとの認識を示したことが、これまでの政策の出口戦略を意識させ、大手金融株にはポジティブに働いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)