EPSホールディングス---1Q純利益43.9%増、計画に対する進捗は予定通りに推移

材料
2018年2月2日 10時29分

EPSホールディングス<4282>は1日、2018年9月第1四半期(2017年10~12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.6%増の157.64億円、営業利益が同4.6%減の17.90億円、経常利益が同8.1%減の18.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.9%増の12.60億円となった。

CRO事業の売上高は前年同期比8.6%増の73.72億円、営業利益は同23.9%増の19.34億円となった。業務別では、治験業務は臨床開発全体のマネジメント強化及び社内管理体制の一元化の推進等を進めることで売上高、営業利益ともに計画を超過した。PMS業務等は、売上高、営業利益ともに概ね計画通りに推移した。臨床研究業務は、受託プロジェクトの好進捗により売上高、営業利益ともに増収、増益となった。派遣型CRO業務は計画通りにリソース確保ができ、売上高、営業利益ともに堅調に推移した。医薬・医療系IT関連業務は、売上高は計画に若干届かなかったが、原価管理の徹底により営業利益は堅調に推移した。

SMO事業の売上高は同1.9%増の35.07億円、営業利益は同39.3%減の2.21億円となった。旧綜合臨床グループとの統合が順調に進捗し、プロジェクト管理体制の強化、提案型営業の全面展開等の営業体制の強化による業績の拡大と、品質管理体制の充実に取組んだ。

CSO事業の売上高は同6.3%減の19.33億円、営業利益は同38.0%減の0.69億円となった。医薬向けCMR、医薬向けのコールセンター、BPO業務、医療機器向けCMR全ての業務で、概ね計画通りに推移したが、医薬向けコントラクト(契約MR:医薬情報担当者)事業の環境変化により、一時的に大型の引き合いが減少したことが影響し、前年同期に対し減収となった。

Global Research事業の売上高は同14.4%増の12.11億円、営業利益は0.05億円(前年同期は1.01億円の損失)となった。実施中のプロジェクトが堅調に進捗、また新規取引先からの受注案件も貢献し増収となった。利益面においては売上増に加えて、経費のコントロールが貢献した。

益新事業の売上高は同48.6%増の25.61億円、営業損失は1.70億円(前年同期は1.74億円の利益)となった。専門サービス業務の事業基盤再編のための費用増加の一方、医薬品製品業務における既存市場深耕と新規地域市場開拓、さらに医療機器製品業務における販売基盤強化が収益に寄与し、計画比において売上の増収、営業損失の軽減となった。

2018年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.1%増の660.00億円、営業利益が同9.8%減の68.50億円、経常利益が同10.4%減の70.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.9%減の42.00億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.