話題株ピックアップ【夕刊】(2):KYB、ラック、日電硝
■KYB <7242> 5,940円 -990 円 (-14.3%) 一時ストップ安 本日終値
KYB<7242>が一時ストップ安に売られた。5日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、営業利益を230億円から215億円(前期比11.7%増)へ下方修正したことが嫌気された。建設機械向け油圧機器などが好調に推移していることから、売上高は3880億円から3900億円(同9.8%増)へ上方修正したものの、ブラジル持ち分法適用関連会社の合弁解消に伴う費用が発生することから、営業利益を下方修正するという。なお、純利益は繰延税金負債の取り崩しなどで157億円から158億円(同8.6%増)へ修正している。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高2883億100万円(前年同期比10.5%増)、営業利益166億8400万円(同24.4%増)、純利益119億1500万円(同24.1%増)だった。
■ラック <3857> 1,479円 -221 円 (-13.0%) 本日終値
5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が36%減益で着地・10-12月期も34%減益」が嫌気された。
ラック <3857> [JQ] が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.0%減の8.1億円に落ち込み、通期計画の24.4億円に対する進捗率は33.2%にとどまり、5年平均の53.8%も下回った。
■イチネンHD <9619> 1,548円 -227 円 (-12.8%) 本日終値
5日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は11%減益」が嫌気された。
イチネンホールディングス <9619> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.8%増の42.3億円に伸びたが、通期計画の60億円に対する進捗率は70.7%となり、5年平均の72.4%とほぼ同水準だった。
■リケンテクノス <4220> 528円 -77 円 (-12.7%) 本日終値
リケンテクノス<4220>が大幅続落。5日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を960億円から940億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を65億円から53億円(同9.6%減)へ、純利益を30億円から26億円(同4.3%減)へ下方修正したことが嫌気された。下方修正は、国内の建材および電材市場向けコンパウンドの拡販の遅れや、ベトナム現地法人におけるコンパウンドの増販の遅れなどが要因という。また、原材料価格の値上がりに伴う製品価格調整の遅れや、食品包材事業における物流費の増加なども響いたとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高696億7800万円(前年同期比7.6%増)、営業利益38億9700万円(同8.0%減)、純利益18億5000万円(同8.6%減)だった。
■日本電気硝子 <5214> 3,715円 -530 円 (-12.5%) 一時ストップ安 本日終値
5日に決算を発表。「今期経常は15%減益、実質増配へ」が嫌気された。
日本電気硝子 <5214> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の341億円に拡大したが、18年12月期は前期比15.0%減の290億円に減る見通しとなった。
■日経レバ <1570> 18,600円 -1,970 円 (-9.6%) 本日終値
NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が続急落。同銘柄は日経平均株価に連動するETFでボラティリティは2倍の値動きを想定して設定されている。前日の米国株市場でNYダウが過去最大の下げ幅を記録したことを受け、東京市場でも一気にリスクオフの動きが強まった。
■三協フロンテア <9639> 2,931円 -284 円 (-8.8%) 本日終値
5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が16%減益で着地・10-12月期も6%減益」が嫌気された。
三協フロンテア <9639> [JQ] が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比15.9%減の35.2億円に減り、通期計画の55億円に対する進捗率は64.0%にとどまり、5年平均の72.3%も下回った。
■サカイ引越センター <9039> 4,915円 -405 円 (-7.6%) 本日終値
サカイ引越センター<9039>が大幅続落。5日の取引終了後、従来25円を予定していた期末配当を10円増額して35円にすると発表したが、想定の範囲内との見方が強く、全般安もあって売られた。なお、年間配当は50円となり、前期実績の40円に対しては10円の増配となる予定だ。
株探ニュース