イチネンホールディングス---3Q経常利益6.8%増、主力の自動車リース関連事業は堅調に推移

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2018年2月7日 7時58分

イチネンホールディングス<9619>は5日、2018年3月期第3四半期(17年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.8%増の607.71億円、営業利益が同2.9%増の42.04億円、経常利益が同6.8%増の42.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.4%減の27.13億円となった。

自動車リース関連事業の売上高は前年同期比3.2%増の349.70億円、セグメント利益は同1.8%増の24.81億円となった。リースは契約台数及び車両処分台数が増加したこともあり堅調に推移した。自動車メンテナンス受託も契約台数は増加したが、メンテナンスコストが増加した。燃料販売は仕入価格の上昇が続き、販売価格への転嫁が後追いとなり厳しい状況となった。

ケミカル事業の売上高は同2.9%増の84.66億円、セグメント利益は同11.0%増の10.15億円となった。工業薬品関連の燃料添加剤及び石炭添加剤の販売が堅調に推移し、また、化学品関連では機械工具商向けケミカル製品の販売が順調に推移した。

パーキング事業の売上高は同6.0%増の40.46億円、セグメント利益は同17.7%増の5.23億円となった。新規駐車場の開発が順調に進み、また、既存駐車場の継続的な収益改善活動の効果もあり収益が増加した。

機械工具販売事業の売上高は同1.4%増の94.58億円、セグメント利益は同47.3%減の1.16億円となった。空調工具及び計測工具の販売は堅調に推移したが、電動工具及びDIY用品の販売は減少した。また、株式取得関連費用などの販売費及び一般管理費が前年同期より増加した。

合成樹脂事業の売上高は同2.2%減の39.88億円、セグメント利益は0.86億円(前年同期は0.42億円の利益)となった。遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が減少したが、半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売は増加した。また、科学計測器の販売も増加した。

2018年3月期通期については、売上高が前期比5.4%増の840.00億円、営業利益が同5.6%増の60.00億円、経常利益が同8.8%増の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%減の36.90億円とする17年10月に公表した業績予想を据え置いている。

《TN》

提供:フィスコ

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