<注目銘柄>=TKP、顧客単価上昇が業績拡大を牽引
ティーケーピー<3479>の上昇一服局面は中長期視野での買い場といえそうだ。
同社は、大都市圏を中心に貸会議室サービスを展開しているが、1月24日には18年2月期連結業績予想を経常利益で30億2100万円から30億3000万円(前期比19%増)へ上方修正した。高価格帯の会議室として、新築や築浅のランドマークなオフィスビルの高機能性とロケーションを生かした「TKPガーデンシティPREMIUM」や「TKPガーデンシティ」の出店を積極的に行ったことが寄与。これにより会議・研修だけでなく、多目的なイベント開催に取り組み、顧客数の増加や顧客単価の上昇につながったという。
同社では、今下期以降、営業体制を強化することで法人顧客の深堀を徹底していることから、今後も顧客単価の上昇が業績を牽引する見通し。17年9月にイベントプロデュースを手掛けるメジャースを連結子会社化したことも寄与しそうだ。
なお、同社では21年2月期を最終年度とする中期経営計画を策定しており、最終年度に経常利益64億1400万円を目指している。(温羅)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)