サイバーリンクス---17/12期は売上高が3.3%増、流通業向けクラウドサービス分野の売上高は順調に推移

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2018年2月14日 16時00分

サイバーリンクス<3683>は13日、2017年12月期(2017年1~12月)決算を発表した。売上高が前期比3.3%増の96.15億円、営業利益が同0.8%減の5.77億円、経常利益が同3.6%増の6.09億円となった。一方、文教市場向けビジネスの立ち上げの遅れ等により、ソフトウェア等の一部の固定資産について特別損失として減損損失1.77億円を計上したことにより、当期純利益が同24.6%減の2.51億円となった。

期末配当金については、1株当たり16円00銭の予定としている。

ITクラウド事業は、当社の主力サービスである流通食品小売業向け基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」を始め、前事業年度に合併により取得したクラウド型EDIサービスを含むクラウドサービスの提供拡大、また、中・大規模食品小売業向けに開発を進めてきた@rms基幹次期バージョンをリリースし、ファーストユーザーでの稼動を開始したこと等により、流通業向けクラウドサービス分野の売上高が増加した。費用は、人員の増強に伴う人件費や、@rms基幹次期バージョンのリリースに伴う償却費等が増加したものの、同分野の利益は前事業年度を上回った。

一方、官公庁向けクラウドサービス分野は、「自治体情報システム強靭性向上モデル」に係る機器売上等があったものの、システム開発案件や工事案件の減少により、同分野の売上高、利益は前事業年度を下回った。

モバイルネットワーク事業は、実質販売価格の引き上げにより携帯電話端末の販売台数が前事業年度を下回ったことに加えて、低価格端末の販売比率が上昇したことから、売上高は前事業年度を下回った。

一方、応対品質向上に努めるとともに、フィーチャーフォンからスマートフォンへの切替、タブレット販売、ドコモ光(NTTドコモ<9437>が提供するブロードバンドサービス)獲得など、重点項目の販売目標を達成することにより、キャリアからのインセンティブ収入の確保に努め、過去最高益を更新した。

2018年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比3.6%増の99.57億円、営業利益が同4.3%増の6.02億円、経常利益が同0.1%増の6.10億円、当期純利益が同41.1%増の3.55億円を見込んでいる。

《TN》

提供:フィスコ

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