大幸薬品---3Qは2ケタ増収(+10%)、期末配当予想の増配(+10円)を発表

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2018年2月19日 8時09分

大幸薬品<4574>は9日、2018年3月期第3四半期(2017年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.8%増の67.13億円、営業利益が同7.0%増の18.82億円、経常利益が同4.1%増の17.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.8%減の11.53億円となった。

医薬品事業の売上高は前年同期比13.4%増の38.72億円となった。国内向けの売上高は、前年同期の期初は高水準にあった流通在庫が、当期首において正常化し、出荷が増加したことに加え、新製品「正露丸クイックC」も販売開始し、増加となった。海外向けの売上高は、中国市場向けが、前期は第3Qまでライセンス更新に伴う出荷準備のため出荷が無かった一方で、当期は第2Qから出荷したこと等から、増加となった。セグメント利益は同2.5%増の16.17億円となった。新製品「正露丸クイックC」のTVCMを中心とした広告宣伝費及び販売促進費の増加を増収等により吸収した。

感染管理事業の売上高は同7.3%増の28.24億円となった。一般用製品の売上高は、新製品「クレベリン×ベアブリック ディズニーキャラクターデザイン」の出荷が寄与し、増収となった。業務用製品の売上高は、デンソー<6902>と共同開発した「クレベリンカートリッジ(車両用)」が好調に推移したことやアース製薬<4985>との共同開発製品の出荷もあり、増加となった。セグメント損益は同13.9%増の11.47億円となった。広告宣伝費及び販売促進費の増加を増収等により吸収した。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.9%増の87.00億円、営業利益が同0.4%増の15.50億円、経常利益は同7.6%減の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.2%減の9.00億円とする期初計画を据え置いている。なお、同社の利益構造的に4Qは高コスト比率となる傾向が想定されるが、直近の季節性インフルエンザの流行や増配したことからも好調な業績が伺え、通期での業績上振れも期待したい。

期末配当予想については、1株当たり配当15.00円に対し、特別配当10.00円を加え、25.00円と増額修正した。

《TN》

提供:フィスコ

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