話題株ピックアップ【昼刊】:コシダカHD、ユーザベース、エイチーム

注目
2018年2月19日 11時39分

■コシダカHD <2157>  6,490円  +680 円 (+11.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

コシダカホールディングス<2157>が大幅高で、昨年来高値を更新した。同社は17日、フィットネス事業を展開する子会社のカーブスホールディングスが、米カーブスインターナショナルホールディングス(CVIH)と米カーブスフォーウーマン(CFW)の発行済み全株式を取得し、連結孫会社化すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。CVIHはカーブス事業のフランチャイズ本部である米カーブスインターナショナル(CVI)の親会社で、CFWは同事業のフィットネスクラブの機器を加盟店に販売して企業。買収価格の総額は約185億7600万円となる見込みで、株式取得日は3月31日を予定している。同社グループはCVIとのマスターフランチャイズ契約に基づき、これまでカーブス事業の売上高に連動するロイヤルティーを支払っていたが、CVIHおよびCFWを傘下に収めることで、外部流出していたロイヤルティー支払いが将来の成長分も含めてグループ内部にとどまることになり、同事業に関わる知的財産を永続的に保有できることになる。

■ユーザベース <3966>  1,913円  +129 円 (+7.2%)  11:30現在

ユーザベース<3966>が大幅高で、新値追いとなっている。同社は16日取引終了後に、ベンチャー企業への投資や経営支援を手掛ける子会社「ユーザベースベンチャーズ」を設立したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。事業開始は3月を予定。事業開発やグローバル展開の経験を生かしたベンチャー企業に対する経営支援および投資を行うことで、次世代を担う国内外のメディアスタートアップの育成を目指すとしている。

■エイチーム <3662>  2,553円  +141 円 (+5.9%)  11:30現在

16日、エイチーム <3662> が18年7月期上期(17年8月-18年1月)の連結経常利益を従来予想の13.5億円→20億円に48.1%上方修正。増益率が26.1%増→86.7%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。エンターテインメント事業でゲームアプリの売上が計画を下回ったものの、ライフスタイルサポート事業における利用者増加や広告宣伝費の抑制などが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の47億円(前期は41.1億円)を据え置いた。

■大同メタル工業 <7245>  1,299円  +53 円 (+4.3%)  11:30現在

大同メタル工業<7245>の上値追いが続き、連日の昨年来高値更新と気を吐いている。前週末まで日足で6連続陽連を形成していたが、きょうも一時45円高の1291円まで買われ陽線の可能性が高い。軸受メタル専業の最大手で自動車エンジン用では世界でも屈指。EV向けアルミダイカスト製品の需要旺盛で今後の成長期待が大きい。18年3月期第3四半期営業利益は前年同期比16%増の45億6400万円で対通期進捗率は8割を超える。信用買い残も軽く、信用倍率は1倍強と株式需給関係の良さも光る。

■レノバ <9519>  1,729円  +70 円 (+4.2%)  11:30現在

16日、東証がレノバ <9519> [東証M]を23日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■タムラ製作所 <6768>  753円  +30 円 (+4.2%)  11:30現在

タムラ製作所<6768>は大幅高。株価は2月初旬から中旬にかけて大きく水準を切り下げたが、安値圏でリバウンド狙いの買いが流入している。ここ世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景として、同市場向けに需要拡大が見込まれるパワー半導体が注目されている。そのなか、同社は半導体開発のベンチャー企業と共同で、世界で初めて酸化ガリウム製のトランジスタ開発に成功。シリコン製の半導体素子と比較して消費電力を最大1000分の1に削減できるという画期的なもので、同社の成長への思惑が見直し買いの手掛かりとなっている。

■八十二銀行 <8359>  649円  +23 円 (+3.7%)  11:30現在

16日、八十二銀行 <8359> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.98%にあたる500万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月19日から4月27日まで。

■アイロムグループ <2372>  2,781円  +94 円 (+3.5%)  11:30現在

アイロムグループ <2372> が大幅続伸し、昨年来高値を連日で更新した。株価は14年12月以来、約3年2ヵ月ぶりの高値圏を快走する展開。チャート面でも8連続陽線ときわめて強い足をみせている。今月8日に発表した好決算と業績上方修正を評価する買いが続いている。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は8.1億円の黒字(前年同期は1.9億円の赤字)に浮上して着地した。がんや難治性疾患の臨床試験支援業務の新規受託が好調だった。また、利益率の高い臨床薬理試験の受託も増加したことも収益を膨らませた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8億円→11億円に37.5%上方修正。増益率が2.9倍→4.0倍に拡大する見通しとなった。

■ミスミグループ本社 <9962>  3,065円  +65 円 (+2.2%)  11:30現在

ミスミグループ本社<9962>が3日続伸、1月下旬からの株価急落で値ごろ感も生じており、ここ全体相場の投資家心理改善と合わせて戻り足に弾みがついてきた。同社はカタログ販売を中心に金型用部品などを取り扱う専門商社で、企業の設備投資意欲の回復を背景にビジネスチャンスを捉えている。前週末引け後に発表した1月の月次売上高は前年同月比23.9%増の268億3600万円と絶好調で、これを評価する形で買いを集めている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,340円  +132 円 (+1.8%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、ホンダ<7267>など自動車株に買いが先行している。ここ急速に進んでいたドル売りの動きが一服、足もとは1ドル=106円30銭近辺の推移とドル安・円高が一服しており、為替感応度の高い自動車セクターには買い戻しが優勢となっている。米国経済は好調で来期も高水準の自動車販売需要が見込めるとの読みも働いている。

■清和中央HD <7531>  7,650円  -550 円 (-6.7%)  11:30現在

16日に決算を発表。「今期経常は29%減益、10円減配へ」が嫌気された。

清和中央ホールディングス <7531> [JQ] が2月16日大引け後(15:10)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比41.0%増の14.3億円に拡大したが、18年12月期は前期比28.7%減の10.2億円に減る見通しとなった。

⇒⇒清和中央HDの詳しい業績推移表を見る

■ヴィンクス <3784>  1,460円  +300 円 (+25.9%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ヴィンクス<3784>がストップ高カイ気配。同社は16日、パナソニック<6752>と小売業向けの先進的なソリューション開発などを行う業務提携契約を結んだと発表。今後の事業展開などが期待されているようだ。両社はまず、パナソニックの完全自動セルフレジ機「レジロボ」に、ヴィンクスのPOSシステム「ANY-CUBE」を組み込むほか、ヴィンクスが進める無人店舗をはじめとしたフューチャーストアにパナソニックのロボティクス技術などを導入。さらに両社は製造から小売りまでの情報をつなぐことで、販売機会の最大化や生産・流通の効率化など、次世代サプライチェーンソリューションの実現を目指すとしている。

■日本一ソフトウェア <3851>  2,010円  +400 円 (+24.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

日本一ソフトウェア<3851>が大きく買い優勢で始まり、気配値のまま水準を切り上げ、25日移動平均線とのマイナスカイ離を急速に縮小させている。同社は16日、スマートフォン向けアプリ「魔界ウォーズ」のiOS版を同日から配信を開始したことを発表(アンドロイド版は15日から配信)、これを手掛かり材料に投資マネーが流入している。足もとの業績も好調で18年3月期は営業利益段階で前期比12%増の4億900万円を計画しているが、第3四半期時点で5億5200万円と通期見通しを既に大幅に超過している。

●ストップ高銘柄

アミタホールディングス <2195>  2,787円  +500 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在

リミックスポイント <3825>  1,042円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在

セルシード <7776>  710円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   11:30現在

みらいワークス <6563>  7,420円  +1,000 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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