2018年3月期第3四半期決算発表の業績動向、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年2月20日 11時51分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/20付の「DailyOutlook」では、2018年3月期第3四半期決算発表の業績動向について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『TOPIX採用3月期決算企業の18/3期第3四半期(4-12月期)決算は、2月14日現在で集計対象企業(1,457社)のほぼ全て発表を終えた。経常利益は前年同期比+15.8%の増益。このうち、製造業は同+28.5%の増益、非製造業(除く金融)は同+9.3%の増益となった』と伝えています。

続けて、製造業について業種ごとの業績動向を挙げ、『輸送用機器は販売台数増や円安などで自動車大手やトヨタ系部品メーカーが通期会社計画を上方修正した。電気機器は大手の一角で製造コストの増加がみられたが、半導体メモリ需要の増加による半導体製造装置の好調、世界的な設備投資拡大の恩恵を受ける工作機械の堅調、車載向けやスマホ向けに電子部品の販売が伸びたことなどで、総じて良好な内容。鉄鋼は鉄鋼事業で在庫評価の影響や値上げ、コスト削減などのプラス要因はあるものの原材料価格上昇の影響を受けた』と分析しています。

さらに、『18/3期通期の会社予想経常増益率は、全体で前年同期比+12.6%、製造業同+19.3%、非製造業(除く金融)同+8.7%。18/3期第2四半期決算発表時点の集計では(11月17日時点)、全体同+9.7%、製造業同+14.6%、非製造業(除く金融)同+7.9%となっており、製造業、非製造業ともに増益率が増した。業績堅調の裾野は広がり、来期以降も業績拡大は続くと考えられる。ただ、足元の円高に注意が必要。現状の水準が定着すると新年度会社計画が前期比横ばい、あるいは減益見通しになることも考えられ、株価面ではいわゆるガイダンス・リスクが台頭する可能性がある』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIX採用3月期決算企業の2018年3月期第3四半期決算発表終了時点での業績動向(2月14日時点)』を紹介しています。セクター別に詳細なデータが掲載されていますので、詳しくは2/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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