次世代型コンピュータとして期待「量子コンピュータ」、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年2月21日 11時48分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/21付の「DailyOutlook」では、次世代型コンピュータとして期待される「量子コンピュータ」について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『半導体の微細化は技術的な限界に近づき、既存のコンピュータの性能向上が難しくなっているといわれる。この問題を解決する糸口として期待されるのが、「量子コンピュータ」だ。量子コンピュータは超極微の世界で起こる物理法則を示す量子力学を応用して計算するコンピュータ。条件が少し増えると計算量が激増するような難問の処理が得意で、現在のスーパーコンピュータで数千年かかる計算を一瞬で解くといわれる』と伝えています。

続けて、米航空宇宙局(NASA)などが行った試験運用によると、分野によっては従来型コンピュータよりも1億倍近く早い計算が可能との結果を挙げ、『計算が速いほど潜在能力を引き出しやすい人工知能(AI)、最適な物流ルート、新素材の探索、創薬の効率化などへの応用に期待が集まる』と分析しています。

さらに、『日本は量子コンピュータの基礎研究でリードしていながら実用化競争で遅れているのが実情。ただ、文部科学省は実用化に向け2018年度から10年間で約300億円を投じる方針で、経済産業省は国内での専門人材の発掘・強化を決めるなど、ここへきて官民あげての動きがみられる』とまとめています。

最後にレポートでは、『主な量子コンピュータ関連銘柄』を紹介しています。具体的にはNTT<9432>やNEC<6701>、ユビキタス<3858>など全7銘柄が挙げられていますので、詳しくは2/21付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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