「一文惜しみは天底逃し」、東京ゴムが高値更新の可能性も サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

経済
2018年2月23日 18時57分

皆様こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

今日は天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。

レポートでは、『22日納会を迎えた東京ゴムの当限は、4円高の179円となり、輸入採算コストを意識した水準まで戻しました』と伝えています。加えて、『東京ゴムにおけるファンドなど外国商品先物取引会社経由の売り越し枚数は、昨日時点で1441枚まで増加し、近年最高の売り越し枚数となっております。それにより、これから東京ゴムが上昇基調に転じると、近年最高にまで膨らんだファンドの売り越しポジションによる買い戻しで上げ足を速める場面が到来する可能性もあります』伝えています。

また22日から中国市場が1週間ぶりに取引を再開しましたね。レポートでは、『1週間ぶりに取引を再開した上海ゴムは、12:10時点で0.1%安と小動きです。一方、米中貿易摩擦を受けて中国の鉄鋼関連銘柄と上海アルミは大きく下落しております。それでも上海総合株価指数は、1.7%高と大幅高です』と分析しています。

さらに今後の値動きについては、『現在実施されている主生産国による輸出削減策があと1カ月ほどで期限切れとなります。2016年には、10カ月間にわたる輸出削減策が実施されましたが、今回の実施期間は3カ月間です。現在実施されている輸出削減策に対する会合が3月中旬までに開催され、輸出削減策が延長合意となる可能性もあります。現在の産地現物価格を考えると、延長合意となる可能性は高そうです』との見解を示してしています。そして「輸出削減策の延長合意となれば、東京ゴムが年初来高値を更新する可能性もあります』と伝えています。

相場には「一文惜しみは天底逃し」という格言がありますが、これはより安く買いたい、より高く売りたいと足元の少額にこだわると大局であり天井や底を逃してしまうという格言です。レポートではこの格言になぞらえて、『ここが東京ゴムの底値圏と考えるのであれば、あまり細かな値段にこだわらないほうがいいのかもしれません』とまとめています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月22日付「天然ゴム市場「一文惜しみは天底逃し」」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《DM》

提供:フィスコ

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