明日注目すべき【好決算】銘柄 東邦鉛、グリムス、三社電機 (23日大引け後 発表分)

注目
2018年2月25日 11時00分

23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

東邦亜鉛 <5707>   ★今期経常を一転12%増益に上方修正、配当も25円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の105億円→140億円に33.3%上方修正。従来の16.3%減益予想から一転して11.6%増益見通しとなった。亜鉛などの金属相場が想定以上に上昇したことで、製錬部門の利益が大きく上振れする。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の100円→125円に増額修正した。予想PERが9.0倍→7.3倍に低下する一方、期末配当利回りは2.10%に上昇し、割安感が強まった。

グリムス <3150> [JQ]  ★今期最高益予想を19%上乗せ、配当も5円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の9.2億円→10.9億円に18.6%上方修正。増益率が14.7%増→36.0%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。小売電気事業で電力の調達コストが想定を下回ることが利益上振れの主因となる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の25円→30円に増額修正した。

JFEシステ <4832> [東証2]  ★今期最高益予想を13%上乗せ、配当も6円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→27億円に12.5%上方修正。増益率が4.5%増→17.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。一般顧客向け好採算案件の増加やコスト削減の進展で、採算が想定より上向く。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の44円→50円(前期は44円)に増額修正。配当利回りは2.18%に上昇した。

三社電機 <6882> [東証2]  ★未定だった期末配当は8円増配

◆従来未定としていた18年3月期の期末配当は13円(前期は5円)実施する方針とした。好調な業績や財務状況を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比7.5倍の9.5億円に回復する見通し。配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取り狙いの買いが期待される。

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