東京株式(大引け)=139円安、先物主導の売りで一時2万1000円割れ

市況
2018年3月5日 15時45分

週明け5日の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウが続落したことや為替の円高基調を嫌気してリスクオフの流れが続いた。

大引けの日経平均株価は前週末比139円55銭安の2万1042円09銭と4日続落。東証1部の売買高概算は15億1045万株、売買代金概算は2兆7617億8000万円。値上がり銘柄数は482、対して値下がり銘柄数は1532、変わらずは55銘柄だった。

きょうの東京市場は、引き続きリスクを回避する売りがかさみ下値模索の展開を強いられた。日経平均は心理的なフシ目となっていた2万1000円ラインを割り込み、一時2万937円まで売られ、2月14日につけたザラ場安値2万950円も下回った。昨年10月12日以来約5カ月ぶりの安値圏に沈んでいる。トランプ米大統領が打ち出した保護主義路線が、世界経済に与える影響を懸念する売りが機関投資家などを中心に出ている。また、海外ファンド筋による先物主導の売りで裁定解消に伴う下落圧力も働いた。外国為替市場で1ドル=105円台半ばの推移とひところより円高が進んでいることも主力輸出株の嫌気材料となっている。売買代金は2兆7000億円と足もとやや減少傾向にある。

個別では、売買代金で東証1部断トツとなった任天堂<7974>が大幅安、トヨタ自動車<7203>、SUMCO<3436>、ファナック<6954>なども安い。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。マクニカ・富士エレホールディングス<3132>が急落、オカダアイヨン<6294>、サイバーコム<3852>なども大幅安となった。新川<6274>、日本ライフライン<7575>も下落した。

半面、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢だったほか、JT<2914>、明治ホールディングス<2269>などもしっかり。ジーンズメイト<7448>が値を飛ばし、ダイドーグループホールディングス<2590>、アインホールディングス<9627>も大きく買われた。酒井重工業<6358>が物色人気となり、KDDI<9433>、中外製薬<4519>も上昇した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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