グリムス Research Memo(5):2018年3月期予想を上方修正、5期連続の増収増益を目指す

特集
2018年3月19日 12時36分

■今後の見通し

グリムス<3150>では、第3四半期までの好決算を反映して、2018年3月期通期の連結業績利益を増額修正した。売上高は従来の予想を小幅減額修正したものの、各段階の利益は旧予想から20%程度引き上げた。この結果、売上高・利益は前期比30%前後の伸び率となり、2014年3月期から5期連続の増収増益となる見通しだ。新予想では、売上高8,970百万円(前期比26.2%増)、営業利益1,000百万円(同33.0%増)、経常利益1,091百万円(同36.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益685百万円(同35.6%増)を見込む。

セグメント別に見ると、まず、エネルギーコストソリューション事業では、業務用エアコンやコンプレッサーなどのクロスセルが好調に推移し、売上高4,007百万円、全社費用控除前営業利益1,193百万円と、ともに当初予想を上回る見込みである。次に、スマートハウスプロジェクト事業では、VPPにおける補助金の申請手続きの増加により受注から売上計上に至る時間が伸長したこと等の要因により、売上高3,533百万円、同営業利益202百万円で、ともに当初予想を下回る見込みだ。また、小売電気事業では、受注は好調に推移しているものの、サービスインまでの時間が想定よりも長くかかっていることから売上高は1,408百万円と当初予想を下回る見込みであるものの、電力の調達コストが安定的に推移していることから好調に利益を伸ばしており、当初の赤字予想から、現状は全社費用控除前営業利益56百万円の黒字の見込みになっている。収益性の高い既存顧客に供給することにより、利益は当初予想から上振れしているようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

《MW》

提供:フィスコ

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