明日の株式相場見通し=反発地合いを好感し堅調、25日線奪回が焦点に
あす(23日)の東京株式市場では、きょうの反発地合いを好感して買い優勢の流れが継続し、日経平均株価は堅調な推移が予想される。23日は、25日移動平均線(2万1697円24銭=22日)奪回が焦点となりそうだ。
市場関係者からは「きょうは、前場の前半に外国為替市場で円高・ドル安が進行したにも関わらず、日経平均が上昇幅を拡大する展開となった。その背景については“年度末を控えての年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の買い”との観測が浮上していた。さらに、後場には、GLOBEXの米株価指数先物が時間外で上昇していることを好感して買いが継続して、ほぼ高値引けとなった。日経225種採用の値がさ株の上昇が目立った」との見方が出ていた。
22日の東京株式市場は、朝方やや売り先行となったものの、その後は買いが厚くなり日経平均株価はプラス圏に転換した。途中やや伸び悩む場面もあったが、後場買い直されほぼ高値引けとなった。日経平均株価は、前営業日比211円02銭高の2万1591円99銭と4日ぶり大幅反発した。
日程面では、ヘアカット専門店チェーン「QB HOUSE」などを運営するキュービーネットをはじめとしたグループ会社の経営管理全般を行う持ち株会社のキュービーネットホールディングス<6571>が東証1部に、集合住宅および商業施設などでのWi―Fiサービスの提供を手掛けるファイバーゲート<9450>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。
このほかに、2月の消費者物価指数に注目。海外では、米の鉄鋼・アルミニウム輸入制限が発動、米2月の耐久財受注、米2月の新築一戸建て住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)