明日の株式相場見通し=持ち高調整の売りで軟調、海外市場の休場で参加者限定的に
あす(30日)の東京株式市場は、30日の欧米アジアの主要株式市場が、グッドフライデーの祝日で休場となる週末とあって、参加者が限定的となることも想定され、持ち高調整の売りで日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。
市場関係者からは「外国為替市場で、1ドル=106円台後半まで急速に円安・ドル高が進行したことで、日経平均は大幅反発のスタートとなり、一時前日比267円高まで上昇する場面もあった。ただ、その後に円安が一服したこともあり、国内機関投資家からとみられる売りで一時下げに転じる場面もあったが、“韓国と北朝鮮の南北首脳会談の日程が4月27日に決まった”と伝えられると、引けに掛けてプラス圏に浮上した。以前と比べて、円安進行によって、日経平均が上昇するインパクトが弱まっているようだ」との見方が出ていた。
日程面では、住宅設備の保証サービス、中古不動産の住宅設備などに対する検査補修サービスおよび電子マネー発行サービスを行うなど住宅関連のトータルメンテナンス事業並びにBPO事業を手掛ける日本リビング保証<7320>が東証マザーズに新規上場する。
このほかに、2月の鉱工業生産指数速報・完全失業率・有効求人倍率・新設住宅着工戸数、2月の自動車国内生産・輸出実績に注目。海外では、グッドフライデーの祝日で欧米アジアなどの主要株式市場の休場が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)