4℃HDが大幅3日続落、18年2月期業績は10期ぶり営業減益
4℃ホールディングス<8008>が大幅3日続落となっている。9日の取引終了後に発表した18年2月期連結決算が、売上高480億6000万円(前の期比3.5%減)、営業利益61億200万円(同6.5%減)、純利益52億9300万円(同6.7%増)となり、10期ぶりに営業減益となったことが嫌気されている。
主力のジュエリー事業で、ブライダルジュエリーの回復に時間を要していることに加えて、最大需要期である12月のクリスマス商戦の売り上げが計画を下回ったことが響いた。アパレル事業は、商品提案力と海外生産拠点を生かした主力得意先との取り組み強化が奏功したほか、アージュで「パレット」の出店拡大を進めたことから好調に推移したが、ジュエリー事業の不振をカバーするには至らなかった。
なお、19年2月期業績予想は、売上高490億円(前期比2.0%増)、営業利益61億5000万円(同0.8%増)、純利益53億5000万円(同1.1%増)を見込むが、営業利益は微増益であることから、これを評価する動きは限定的となっているようだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2018年04月10日 13時42分