NY株式:NYダウは38ドル安、IBMが上値を抑える

市況
2018年4月19日 7時00分

18日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は38.56ドル安の24748.07、ナスダックは14.14ポイント高の7295.24で取引を終了した。複数の主要企業決算や原油相場の上昇が好感され、買いが先行。連日の好決算で投資家のリスク選好姿勢が強まっているものの、ITサービスのIBM(IBM)の通期見通しが予想を下振れたことが相場の重しとなり、小動きとなった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、大半の地区で雇用の伸びが確認されたものの、製造業や農業などの複数のセクターで輸入関税策や貿易摩擦による悪影響への懸念が示された。セクター別では、運輸やエネルギーが上昇する一方で食品・飲料・タバコや耐久消費財・アパレルが下落した。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)や鉄道のCSX(CSX)は、決算内容が好感され上昇。仮想化ソフトウェアのヴイエムウェア(VMW)は、著名投資家カール・アイカーン氏が同社株を取得していることが報じられ、堅調推移。家電量販店のベストバイ(BBY)は、ネット小売のアマゾン(AMZN)と同社製スマートテレビの独占販売で提携し買われた。一方で、医薬品のアボット・ラボラトリーズ(ABT)は、既存事業の売上が予想に届かず売られた。

金属大手のアルコア(AA)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の通期見通しも上方修正し、時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.