べーすけ:50億人が利用するビットコインキャッシュの未来【FISCOソーシャルレポーター】

通貨
2018年4月19日 14時15分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの仮想通貨分析者のべーすけ氏(Twitter「@mag1cmax」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

※2018年4月17日16時 に執筆

「ビットコインキャッシュの最初の目標は5年間で50億人がビットコインキャッシュを知り、身近にすることです。」と、ビットコインとブロックチェーン周りで世界のMastercardとバンク・オブ・アメリカ両方の特許数を足した以上の開発を行っているとされている(※本人談)、自称ビットコインの発明者であるCraig Steven Wright博士(以下:CSW博士)が目標を掲げた。

にわかには信じられないが、その戦略は目を引くものがある。

3月下旬、試験的に開始された「Cointext」は携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を利用してビットコインキャッシュの送金が簡単に行えるサービスだ。その対象となる携帯電話端末は将来的に50億台を超えるという。また国境を超えた送金にも対応しており、送金にかかるコストは1億円の送金をしても僅か数円程度だ。このサービスの革新性はインターネットに接続されていないフィーチャーフォンにもブロックチェーンの技術を利用してビットコインキャッシュを安全に早く安く送金できることと、フィーチャーフォンの利用が中心の第三世界の銀行口座を持てない既存の金融システムから取り残された人々をターゲットにしていることだ。ゆくゆくはマイクロファイナンスの革命になるかもしれない。

それから「HandCash」はNFCを利用してビットコインキャッシュの送金ができるサービスだ。もしNFC対応のアンドロイドスマートフォンお持ちであるなら試してみたらいいだろう。

ビットコインキャッシュのウォレットアプリ「Yenom」は海外製のウォレットよりも簡便に扱えるのが特徴で日本人向けによく考えて作成されている。それから「JUKEBOX.cash」はビットコインキャッシュを利用したユーチューブ上の音楽プレイリストを世界中に公開することができる。そこで使用されたビットコインキャッシュはEatBCHプロジェクトに寄付され途上国の食料支援に利用されるという。

他にもビットコインキャッシュによる「@tipprbot」「@bch_tip」「Memo.cash」「MiniPOS.Cash」「匿名送金」「トークン化ソリューション」「nakasendo(SDK)」などビットコインキャッシュ誕生から僅か8ヶ月で雨後の竹の子のように画期的なサービスや製品が生まれており5年間で50億人のユーザーを増やすキラーコンテンツが生まれるのは時間の問題だろう。

多くの方が仮想通貨を未来の「お金」と考えているようだが、ビットコインキャッシュにおいては誤解だ。ビットコインキャッシュのプロジェクトは現在「総合ブロックチェーンサービス」だと考えられる。「お金」としての機能はその一部でしか無い。

それは、フィーチャーフォンとスマートフォンとの間に起きたパラダイムシフトの関係に似ているように思う。フィーチャーフォンは音声通話とメールが主な機能だが、スマートフォンにおいてその機能は限定的となった。今のビットコインキャッシュが目指す未来はフィーチャーフォンのような限られた機能ではなく、スマートフォンのような新たな価値観の創造を行う多機能型のブロックチェーンの仕組みや、そのあり方だろう。

CSW博士は2018年にビットコインキャッシュに関わる複数の重大発表をすると公言している。今年はさらなる発表に注目したい。

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執筆者名:べーすけ

twitter名:@mag1cmax

《WA》

提供:フィスコ

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