対日貿易赤字削減に向けて2国間の新たな枠組み創設へ

経済
2018年4月19日 16時43分

18日(米東部時間)に発表された米連邦準備制度理事会(FRB)による地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米経済は3月から4月上旬にかけて全地区で緩やかに拡大を続けた総括した。これを受けて、FRBは利上げを継続するとの観測が広がり、米長期金利が上昇。このため、ドル買い・円売りが優勢となった。

また、2日目の日米首脳会談では、通商政策について、米国の対日貿易赤字の削減に向け日米2国間の新たな枠組みを設けて貿易協議を開始することで合意した。市場では警戒視されていた通商問題を含む日米首脳会談が無難に通過したことも、ドル相場の支援材料となっている。

ただ、米ワシントンD.C.で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、米中の貿易摩擦問題やシリア情勢の緊迫が主な議題となるとみられ、内容を見極めたいとの見方から積極的な商いは手控えられそうだ。本日の東京市場は日経平均株価の動きを手掛かり材料に、107円台前半から半ばのレンジ内取引が予想される。

《MK》

提供:フィスコ

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