【↓】日経平均 大引け| 続落、アップル株急落を受け半導体関連が安い (4月23日)

市況
2018年4月23日 16時35分

日経平均株価

始値  22157.88

高値  22204.86(09:09)

安値  22065.52(14:28)

大引け 22088.04(前日比 -74.20 、 -0.33% )

売買高  13億4383万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆1614億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続落、前週末の米国株市場でのアップル株急落の影響受ける

2.北朝鮮の核実験やミサイル発射の中止表明で、地政学リスクの後退は好材料

3.為替が1ドル=107円台後半の推移と円安基調にあり輸出株の下値支える

4.業種別では保険や銀行など金融株が相対的に強い動きで、鉄鋼や非鉄も頑強

5.日経平均と比べTOPIXの下げ幅はわずかにとどまり、値上がり銘柄数も多め

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは201ドル安と3日続落した。スマートフォン販売減少が懸念されたアップルが急落したほか、ハイテク株中心に売りが優勢となった。

週明けの東京市場では売り買い交錯で始まり、日経平均株価は寄り後高い場面もあったが、その後は戻り売り圧力に押されマイナス圏で推移した。

23日の東京市場は、売りに押される展開。北朝鮮が核実験やミサイル発射の中止を表明したことはポジティブ材料だが、前週末の米国株式市場が続落歩調でアップル株の急落など半導体関連株への売りが目立ったことが重荷となった。しかし、外国為替市場で1ドル=107円台後半と円安水準で推移したことはプラスに作用し、日経平均は寄り後高くなる場面もあった。保険や銀行など金融株が強い動きをみせたほか、鉄鋼や非鉄株も底堅かった。日経平均は後場終盤に下げ渋ったものの続落。ただ、大型株は全体的に強くTOPIXの下落幅はわずかだった。東証1部の値下がり銘柄数1035に対し値上がりは955とその差は80銘柄にとどまっている。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、SUMCO<3436>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も安い。エンプラス<6961>が急落、ヤーマン<6630>も大幅反落となった。アコム<8572>も大きく値を下げた。福井コンピュータホールディングス<9790>、レーザーテック<6920>が下落、シャープ<6753>も売られた。ヤマダ・エスバイエルホーム<1919>も下値模索の展開に。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、第一生命ホールディングス<8750>など生保株にも買いが目立つ。武田薬品工業<4502>も反発した。宮越ホールディングス<6620>がストップ高で買い物を残し、エムアップ<3661>、セレス<3696>、オハラ<5218>なども値を飛ばした。三井E&Sホールディングス<7003>、住石ホールディングス<1514>も物色人気。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、コマツ <6301> 、日揮 <1963> 、エーザイ <4523> 、武田 <4502> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約16円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はテルモ <4543> 、ファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、TDK <6762> 、ダイキン <6367> 。押し下げ効果は約57円。

東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)銀行業、(3)鉄鋼、(4)海運業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)水産・農林業、(3)食料品、(4)倉庫運輸関連、(5)鉱業。

■個別材料株

△トーエネク <1946>

18年3月期業績は計画上振れし期末配当を30円増額。

△フォーサイド <2330> [JQ]

仮想通貨のマイニング稼働開始を5月11日に決定。

△テックファム <3625> [JQG]

今期経常を2.2倍上方修正、6期ぶり最高益更新へ。

△セレス <3696>

今期経常を一転3%増益、最高益に上方修正。

△アエリア <3758> [JQ]

子会社がオンラインビジネス英会話サービスを開始。

△ドリームI <4310>

インド特化型VCファンドを設立。

△岡本工 <6125> [東証2]

前期最終を77%上方修正、配当も20円増額。

△三井E&S <7003>

「燃料デブリ取り出し作業の腕型ロボット開発」との報道。

△アルヒ <7198>

10店舗目の直営店舗を名古屋にオープン。

△小僧寿し <9973> [JQ]

「アスラポートなどと業務提携」との報道。

▼高千穂交易 <2676>

前期最終を一転53%減益に下方修正。

▼エンプラス <6961>

前期経常が一転減益で下振れ着地、今期は14%減益へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)宮越HD <6620> 、(2)エムアップ <3661> 、(3)セレス <3696> 、(4)Sサイエンス <5721> 、(5)やまや <9994> 、(6)オハラ <5218> 、(7)トーエネク <1946> 、(8)ランド <8918> 、(9)三井E&S <7003> 、(10)カワタ <6292>

値下がり率上位10傑は(1)エンプラス <6961> 、(2)ヤーマン <6630> 、(3)高千穂交易 <2676> 、(4)アジュバン <4929> 、(5)コシダカHD <2157> 、(6)レーザーテク <6920> 、(7)プロシップ <3763> 、(8)アコム <8572> 、(9)シャープ <6753> 、(10)福井コン <9790>

【大引け】

日経平均は前日比74.20円(0.33%)安の2万2088.04円。TOPIXは前日比0.34(0.02%)安の1750.79。出来高は概算で13億4383万株。東証1部の値上がり銘柄数は955、値下がり銘柄数は1035となった。日経ジャスダック平均は3937.02円(8.01円高)。

[2018年4月23日]

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