住友化が3日続落、情報電子化学など出荷減少し18年3月期営業利益は計画下振れ
住友化学<4005>が3日続落。26日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の1850億円から1780億円(前期比32.5%増)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。
売上高は従来予想の2兆2100億円に対して2兆2160億円(同13.4%増)とほぼ計画通りの着地となったが、情報電子化学、健康・農業関連事業の出荷が減少し、また医薬品において販売費や研究開発費などが増加したことなどから営業利益は下振れたという。なお、純利益は持ち分法投資利益位が増加したことで、1200億円から1260億円(同47.4%増)へ上振れた。
同時に、18年3月期通期決算からIFRSを適用することとなったのに伴い、同基準での18年3月期業績見込みを発表しており、売上高2兆1900億円、営業利益2500億円、純利益1330億円を見込んでいる。
また、従来10円を予定していた期末配当を2円増額して12円にするとあわせて発表した。年間配当は22円となり、前期実績に対しては8円の増配となる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)