話題株ピックアップ【夕刊】(2):カーボン、SCSK、スタートトゥ

注目
2018年5月1日 15時12分

■日本カーボン <5302>  5,490円  +515 円 (+10.4%) 一時ストップ高   本日終値

4月27日、日本カーボン <5302> が決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益が19億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。黒鉛電極の販売価格が上昇したうえ、半導体需要の拡大を背景にファインカーボンの販売が大きく伸びたことが寄与。黒鉛電極のさらなる価格改定の進展を踏まえ、通期の同利益を従来予想の70億円→110億円に57.1%上方修正。増益率が2.3倍→3.7倍に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前営業日終値ベースの予想PERが11.9倍→7.4倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■SCSK <9719>  5,170円  +480 円 (+10.2%)  本日終値

27日に決算を発表。「今期経常は3%増で8期連続最高益、5円増配へ」が好感された。SCSK <9719> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比0.5%増の362億円になり、従来予想の350億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。19年3月期も前期比3.3%増の375億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。

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■東京都競馬 <9672>  4,635円  +425 円 (+10.1%)  本日終値

27日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は28%増益で着地」が好感された。東京都競馬 <9672> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比27.7%増の10.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の19.9億円に対する進捗率は51.2%に達し、5年平均の29.7%も上回った。

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■グリー <3632>  660円  +55 円 (+9.1%)  本日終値

グリー<3632>が大幅反発。4月27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年7月~18年3月)連結決算が、売上高589億4600万円(前年同期比27.8%増)、営業利益78億1400万円(同39.8%増)、純利益57億7900万円(同59.5%減)となり、売上高は従来予想の606億円を下回ったものの、営業利益は同75億円を上回って着地したことが好感された。大型アップデートなどで既存タイトルの運営を強化したことに加えて、今年3月に「NEWSに恋して」をリリースし好調な立ち上がりとなっていることや、同じく3月に「DanMachi」を北米向けに配信開始したことなどが寄与した。また、広告宣伝費の効率的投下や外注費の減少なども貢献した。同時に、未開示としていた18年6月期の連結業績予想を発表。売上高775億円(前期比18.6%増)、営業利益100億円(同25.0%増)、純利益70億円(同42.2%減)を見込む。既存タイトルの運営強化や海外展開の貢献、3~4月にリリース済みの新規タイトルの貢献で営業増益を見込む。

■オークマ <6103>  6,790円  +520 円 (+8.3%)  本日終値

4月27日、オークマ <6103> が決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比41.5%増の225億円に拡大し、従来予想の195億円を上回って着地。続く19年3月期も前期比17.3%増の265億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期も旺盛な設備投資需要や自動化ニーズの高まりを背景に、国内外で自動車や半導体製造装置、ロボットなど向けに工作機械の販売が伸びる。業績好調に伴い、前期の年間配当を59円→69円に増額。今期は120円とし、前期の株式併合を考慮した実質配当は14.3%増配とする方針としたことも支援材料となった。

■スタートトゥデイ <3092>  3,415円  +255 円 (+8.1%)  本日終値

スタートトゥデイ<3092>が続急伸し年初来高値を更新した。4月27日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高1470億円(前期比49.3%増)、営業利益400億円(同22.4%増)、純利益280億円(同38.9%増)と連続最高益更新を見込んでいることが好感された。なお、年間配当は前期比7円増の36円を予定している。引き続きEC市場が拡大基調にあることから、スタートトゥデイ全体の商品取扱高目標を前期比33.1%増の3600億円としていることに加えて、プライベートブランド事業を本格的に開始することや「ZOZOTOWN」「WEAR」上で広告を掲載する広告事業を開始することが売上高を押し上げる計画。荷造運搬費の増加や18年秋に物流センターの拡張も予定していることから販管費は増加するが、これを吸収する見通しだ。また、18年3月期決算は、売上高984億3200万円(前の期比28.8%増)、営業利益326億6900万円(同24.3%増)、純利益201億5600万円(同18.3%増)だった。同時に、上限を1000万株(発行済み株数の3.21%)、または250億円とする自社株買いを発表したことも好材料視されているようだ。取得期間は5月1日から6月30日の予定で、東京証券取引所のToSTNeT市場における取得を予定している。

■武蔵精密工業 <7220>  4,135円  +295 円 (+7.7%)  本日終値

27日に決算を発表。「今期経常は2%増で2期連続最高益、前期配当を12円増額・今期は18円増配へ」が好感された。武蔵精密工業 <7220> が4月27日大引け後(15:40)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比54.3%増の159億円に拡大し、19年3月期も前期比1.7%増の162億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を54円→66円(前の期は52円)に増額し、今期も前期比18円増の84円に増配する方針とした。

⇒⇒武蔵精密工業の詳しい業績推移表を見る

■シーティーエス <4345>  828円  +59 円 (+7.7%)  本日終値

27日に決算を発表。「今期経常は15%増で8期連続最高益、2円増配へ」が好感された。シーティーエス <4345> が4月27日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期非連結比29.6%増の14.6億円になり、19年3月期も前期比14.7%増の16.8億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、8期連続増益になる。

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■北海道電力 <9509>  779円  +53 円 (+7.3%)  本日終値

27日に決算を発表。「前期経常は54%増益で上振れ着地、今期業績は非開示」が好感された。北海道電力 <9509> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比54.1%増の194億円に拡大し、従来予想の140億円を上回って着地。なお、19年3月期の業績見通しについては売上高(7500億円)以外は開示しなかった。

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■カッパ・クリエイト <7421>  1,451円  +98 円 (+7.2%)  本日終値

27日に決算を発表。「今期経常は3.3倍増益、前期配当を2期ぶり5円で復配」が好感された。カッパ・クリエイト <7421> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常損益は5.1億円の黒字(前の期は3.4億円の赤字)に浮上し、19年3月期の同利益は前期比3.3倍の17.1億円に急拡大する見通しとなった。同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配するとし、今期の年間配当は未定とした。

⇒⇒カッパ・クリエイトの詳しい業績推移表を見る

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