話題株ピックアップ【夕刊】(2):パーク24、ジンズ、東エレク

注目
2018年5月7日 15時20分

■パーク24 <4666>  3,175円  +80 円 (+2.6%)  本日終値

パーク24<4666>が上値指向鮮明、約1年3カ月ぶりの高値圏に浮上してきた。駐車場事業大手で時間貸し駐車場「タイムズ」を展開するほか、そのスペースを活用したカーシェアリング事業なども業容拡大効果をもたらしている。カーシェアリングではトヨタ自動車<7203>と東京都内でのビジネス展開で連携、将来のモビリティーサービスやプラットフォームの構築、車載分野のシステム開発などでの協業に期待がかかっている。タイムズで培ったIoTの運用実績は同社の圧倒的な強みにつながっている。

■ジンズ <3046>  5,850円  +140 円 (+2.5%)  本日終値

ジンズ<3046>が反発。同社は2日取引終了後に、4月度の月次売上高(速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比3.6%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが買い安心感につながったようだ。全店ベースの売上高は同7.2%増で、6カ月連続のプラス。4月は1本で簡単にメガネにもサングラスにもなる「JINS Switch(ジンズ・スイッチ)」が売り上げを牽引したほか、キャンペーン効果でブルーライトカットネガネ「JINS SCREEN」へのオプションレンズ交換も好調だった。

■東京エレクトロン <8035>  21,015円  +275 円 (+1.3%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が買い優勢の展開。足もと外国為替市場で1ドル=109円台割れと円高方向に振れているのは逆風材料ながら、データセンター増設に伴う世界的な半導体メモリー需要の拡大が製造装置メーカーにとって見直し買いの背景にある。前週末の米国株市場ではアプライドマテリアルズやエヌビディアなど半導体関連株の上昇が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.3%の大幅な上昇をみせた。この流れが東京市場にも波及した。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,409.5円  +12 円 (+0.9%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>など資源関連や石油元売り大手に買いが入り上値指向となっている。ここ原油市況が上昇傾向にあり、前週末のWTI原油先物価格は1ドル29セント高の1バレル=69ドル72セントと終値での70ドル台乗せが目前。トランプ米大統領がイラン核合意から離脱し、イランへの制裁を再開するとの見方が原油価格上昇の背景にある。これを受けて、原油市況上昇でメリットを受けるセクターの株価が刺激されている格好だ。

■JUKI <6440>  1,244円  -368 円 (-22.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

2日に決算を発表。「非開示だった上期経常は39%減益へ」が嫌気された。JUKI <6440> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比57.8%減の9.4億円に大きく落ち込んだ。

⇒⇒JUKIの詳しい業績推移表を見る

■ゲオホールディングス <2681>  1,609円  -187 円 (-10.4%)  本日終値  東証1部 下落率4位

ゲオホールディングス<2681>が急落。同社は同日の取引終了後、19年3月期の連結業績見通しを発表し、大幅な減収減益予想を明らかにしたことが嫌気された。売上高は2900億円(前期推定比3.0%減)、営業利益は86億円(同41.9%減)、最終利益は46億円(同30.3%減)を見込む。18年3月期は任天堂<7974>の新型ゲーム機「スイッチ」をはじめとするコンシューマー向けゲーム関連が全体を押し上げたが、今3月期はゲームを中心とする新品の売り上げが一巡する。また、リユースへの投資継続が利益の押し下げ要因に働く。同社は、同時に18年3月期の連結業績予想は増額修正することも発表している。

■アダストリア <2685>  1,737円  -196 円 (-10.1%)  本日終値  東証1部 下落率5位

アダストリア<2685>が大幅反落し年初来安値を更新。2日の取引終了後発表した4月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比10.6%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。4月は中旬に夏物商品に切り替えたものの、売れ始めの勢いが弱かった。なお、全店売上高は同8.7%減だった。

■TOA <6809>  1,240円  -91 円 (-6.8%)  本日終値  東証1部 下落率9位

2日に決算を発表。「今期経常は2%減益へ」が嫌気された。TOA <6809> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比17.1%増の35.6億円に伸びたが、19年3月期は前期比1.7%減の35億円に減る見通しとなった。

⇒⇒TOAの詳しい業績推移表を見る

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