コインチェック、仮想通貨モネロの出金と売却を再開【フィスコ・アルトコインニュース】

通貨
2018年5月8日 15時23分

仮想通貨取引サービスを提供するコインチェック社が、一部仮想通貨の出金・売却を再開することを7日付で発表した。今回の対象仮想通貨はモネロ(XMR)で、7日から順次出金・売却サービスを再開する。

同社は今年1月に仮想通貨ネム(XEM)の不正流出事件を受けて、一時仮想通貨の出金・売却などの取引サービスを停止していた。その後3月から、技術的な安全性などの確認が完了した通貨について順次、出金・売却の再開を進めている。

3月12日にはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、同月22日にはリスク(LSK)、ファクトム(FCT)、4月6日にはオーガー(REP)、ダッシュ(DASH)、ズィ?キャッシュ(ZEC)の再開を発表している。また、ビットコイン(BTC)はサービスを停止していなかった。

4月16日にはコインチェックはマネックスグループ<8698>の完全子会社化となり、仮想通貨業界にとっては大きな話題となった。今回同社が取り扱いを再開したモネロは、匿名性の高い仮想通貨である。ビットコインなどの仮想通貨が誰でも簡単に取引履歴を追跡できるのに対して、モネロは追跡を行うことが難しいとされている。

日経新聞は5日、金融庁が仮想通貨交換業への規制をより厳格にする方針であることを報じ、その中には「匿名性が高く、マネーロリタリング(資金洗浄)に使われやすい仮想通貨の取り扱いも原則認めない」とする可能性も指摘されている。かねてより匿名性の高いコインに対する金融庁の方針について様々な憶測があったが、国内の仮想通貨取引所の対応も含めて今後の動向が注目される。

《HH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.