エムアップ---ファンクラブや電子チケット運営のEMTGを完全子会社化。シナジー活かし、更なる収益拡大を目指す

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2018年5月16日 17時36分

エムアップ<3661>15日、EMTGの完全子会社化を発表した。エムアップがEMTG株式の譲渡を希望するEMTG株主から株式を譲り受け、エムアップを株式交換完全親会社、EMTGを株式交換完全子会社とする株式交換を実施する。

EMTGは、ファンサイト/ファンクラブ運営と、音楽ライブやスポーツ等の電子チケット事業を展開している。ファンサイト/ファンクラブ事業では、有名アーティストから新人まで100組を超えるアーティストの有料ファンサイトの運営やシステム提供を行っており、ファンサイトクラウドシステムなどエムアップにはない特徴も有している。

将来の拡大が見込まれる電子チケット分野では、スマートフォン画面にスタンプを押す電子チケットアプリを他社に先駆け開発し、スマートフォンならではの利便性やセキュリティの高さを活かし、チケット発券枚数を大幅に伸ばしている。また、音楽のほかにも、プロ野球チームの公式電子チケットアプリの提供、レジャー及び文化施設等での電子チケットサービスの提供が進んでいる。

エムアップは、ファンクラブサイトの運営を軸としながら、アニメやキャラクターを使用したスタンプやしゃべってキャラなどの各種エンタメ系コンテンツ、ファンメール配信、電子書籍といったデジタルコンテンツからeコマースに至るまで、アーティストを中心に幅広い領域でビジネスを展開している。

2017年2月より電子チケットサービスのエムアップファンクラブサイトへの導入や、エムアップのファンメール配信及びコンテンツ制作のEMTGへの提供など、両社の得意分野を活かした相互発展を目的とし、業務提携を行ってきた。電子チケットサービスは、これから大きな市場拡大が見込まれる将来性の高い事業領域であり、エムアップの運営するファンクラブサイトや、今後予定するVRライブ事業への電子チケットサービスの導入によって、エムアップグループの新たな事業の柱となることが期待される。

なお、2019年3月期の連結業績予想に及ぼす影響については現在精査中で、適正かつ合理的な数値の算出が可能になった段階で、速やかに開示するとのこと。

参考までにEMTGの2017年3月期業績は、売上高が34.57億円、営業利益が2.32億円、経常利益が2.32億円となっている。

《MW》

提供:フィスコ

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