リスク回避の円買いは一服か

経済
2018年5月24日 18時17分

米連邦準備制度理事会(FRB)は23日に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、次回6月の会合での利上げに踏み切る考えを示す内容が明らかとなった。ただ、市場の予想通りの内容だったほか、今後の利上げペースの加速を示さなかったことから、ドル売り・円買いが強まっている。また、米長期金利が低下したことも、ドル売りを促している。

さらに、米朝首脳会談の先行き不透明感やトルコ・リラの急落を発端とした新興国通貨安への懸念も根強い。23日の海外市場で急落したトルコ・リラについては、トルコ中央銀行が緊急利上げに踏み切ったことから、相場は急落前の水準まで戻している。目先的にリスク回避的な取引は縮小する見込みだが、ドル・円については109円台後半の水準でもみ合う状態がしばらく続く可能性がある。

《MK》

提供:フィスコ

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