話題株ピックアップ【夕刊】(3):アドウェイズ、リボミック、石川製
■アドウェイズ <2489> 566円 +47 円 (+9.1%) 本日終値
アドウェイズ <2489> [東証M]が続急伸。24日大引け後、定款の一部を変更し、事業目的に仮想通貨関連業務などを追加することを明らかにしており、業容拡大への期待感が高まったようだ。追加するのは、仮想通貨関連業務のほか、「ブロックチェーン技術等を利用した業務」、「資金決済に関する法律に基づく仮想通貨交換業」の3つの業務。定款の効力発生日は6月27日としている。なお、前日は韓国サムスン電子のスマートフォン「Galaxy」ユーザー向け「予約トップ10」の提供開始が材料視され大幅高に買われており、こちらへの評価も続いたようだ。
■チエル <3933> 1,576円 +123 円 (+8.5%) 一時ストップ高 本日終値
チエル<3933>が後場急騰。株価は一時、ストップ高まで買われた。この日、改正学校教育法が参院本会議で可決され、成立した。これに伴い、タブレット端末などで利用できる「デジタル教科書」が正式な教科書と同様に使えるように認められることになった。同法案成立が評価され、デジタル教科書を手掛ける同社株に買いが集まった。
■モルフォ <3653> 4,200円 +265 円 (+6.7%) 本日終値
モルフォ<3653>が高い。同社はきょう、自社のディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro」が、「エンベデッド・ビジョン・サミット2018」の第1回目のビジョン・プロダクト・オブ・ザ・イヤー・アワードで「ベストAIテクノロジー賞」を受賞したと発表。これをきっかけに関心が高まったようだ。エンベデッド・ビジョン・サミットは、組み込みビジョン業界の世界のリーディングカンパニー50社以上がメンバー企業として参画するエンベデッド・ビジョン・アライアンスが主催し、同業界におけるハードウエアおよびソフトウエア分野の各企業が最新技術のデモなどを展示する年一度のイベント。同社もメンバー企業として、今年で4回目の展示・参加を行った。
■アイル <3854> 2,150円 +120 円 (+5.9%) 本日終値
アイル<3854>は上昇波鮮明。独立系のシステムソリューション会社で中小企業向け中心に需要を取り込んでいる。人材派遣サイトも手掛けており、企業の高水準の求人需要を背景に人材関連市場が拡大一途にあるなか追い風は強い。ブロックチェーン分野も深耕しており、同分野で先駆するシビラ社(大阪市)と資本・業務提携している点もポイントで、シビラ社が開発する独自ブロックチェーン「Broof」の運用を行っている。
■リボミック <4591> 626円 +34 円 (+5.7%) 本日終値
リボミック<4591>が急伸。24日取引終了後、加齢黄斑変性症治療薬として米国での治験実施を準備しているRBM-007について、米国で物質特許が成立したと発表したことが買い材料視された。同特許は、FGF2(塩基性繊維芽細胞成長因子)の作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許で、同出願については全世界で初の特許成立となった。なお、同件による19年3月期業績への影響はないとしている。
■石川製作所 <6208> 2,385円 +125 円 (+5.5%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
石川製作所<6208>、豊和工業<6203>がいずれも大幅高。トランプ米大統領が急遽、米朝首脳会談を中止すると表明したことで北朝鮮との関係悪化が懸念され、再び朝鮮半島を巡る地政学リスクが意識されている。これを受けて、両銘柄をはじめ防衛関連銘柄に位置づけられる銘柄群に短期値幅取りを狙った投機資金が集中する格好となった。
■C&R <4763> 1,175円 +28 円 (+2.4%) 本日終値
クリーク・アンド・リバー社<4763>が堅調。同社は24日取引終了後、広告自動最適化ツールを提供する世界企業のケンシュー(イスラエル)と業務提携し、デジタルマーケティング支援と広告運用担当者を企業に紹介する「Kenshoo デジタルエージェント・サービス」を提供開始したことを発表、これを材料視する形で買い優勢となった。
■三光産業 <7922> 574円 +13 円 (+2.3%) 本日終値
三光産業<7922>が3日ぶりに反発。25日午後2時ごろ、従来7円としていた18年3月期の期末一括配当を3円増額して10円にすると発表しており、これを好感した買いが入った。18年3月期の業績などを勘案した結果という。なお、前期実績の7円に対しては3円の増配となる予定だ。
■イード <6038> 1,066円 +24 円 (+2.3%) 本日終値
イード<6038>は4日ぶり反発。25日に同社が運営するゲーム情報サイト「インサイド」のイメージキャラクターである「インサイドちゃん」をバーチャルYouTuberとしてデビューさせると発表したことが好感された。バーチャルYouTuberがゲーム実況やイベントとの親和性が高いコンテンツであることに着目し、「インサイドちゃん」は、ゲームの最新情報を届ける取材記者(バーチャルレポーター)として活動していく予定という。同社では、「インサイドちゃん」の活動を通じて、ゲームメディアの新たな情報発信の形を模索し成長を目指すとともに、バーチャルYouTuberの開発から放送までを自社でプロデュースした経験やノウハウを生かし、企業のマーケティング活動における活用を提案していく考え。
■ソルガムHD <6636> 47円 -30 円 (-39.0%) ストップ安 本日終値
ソルガム・ジャパン・ホールディングス <6636> [JQ]がストップ安売り気配。24日大引け後、有価証券報告書に虚偽の記載をした疑いで、証券取引等監視委員会から強制調査を受けたと発表しており、これを嫌気する売りが殺到した。昨年6月30日に提出した17年3月期有価証券報告書の連結キャッシュ・フロー計算書における営業活動によるキャッシュ・フローに虚偽記載の疑いをもたれている。これを受け同社は「事実関係が明らかになり次第、速やかにご報告申し上げます」とコメントしている。
●ストップ高銘柄
東洋電機 <6655> 1,124円 +150 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
ソルガムHD <6636> 47円 -30 円 (-39.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース