ハピネット Research Memo(5):2019年3月期は微増益予想だが、ヒット作品によっては修正の可能性はある

特集
2018年6月19日 9時24分

■今後の見通し

1. 2019年3月期の業績見通し

ハピネット<7552>の2019年3月期の連結業績は、売上高230,000百万円(前期比16.4%増)、営業利益5,000百万円(同4.0%増)、経常利益4,800百万円(同2.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,200百万円(同20.6%減)が予想されている。

2. 2019年3月期のセグメント別見通し

(1) 玩具事業

売上高72,000百万円(前期比0.8%増)、セグメント利益2,850百万円(同15.5%増)が予想されている。特別に大きなヒット商品を見込んでいないことから、前期比微増収予想だが、在庫管理の徹底(処分損の削減)などによって増益を見込んでいる。

(2) 映像音楽事業

売上高78,000百万円(同83.7%増)、セグメント利益700百万円(同20.7%減)と増収減益を予想している。大幅増収となるのは星光堂の卸部門承継の影響によるが、一方でこれに伴う各種経費が先行する可能性があることから減益を予想している。しかしながら、この部門はヒット商品(作品)次第では利益が大きく増加する可能性はある。

(3) ビデオゲーム事業

売上高60,000百万円(前期比4.9%減)、セグメント利益1,200百万円(同1.6%増)を予想している。「Nintendo Switch」については、ハード(本体)はそれほど伸びないと見ているが、ソフトの内容や発売状況、特にサードパーティからの作品内容や発売時期が読めない、不透明であることからほぼ前期並みの予想となっている。言い換えれば、ソフトの発売時期や内容によっては上方修正される可能性はある。

(4) アミューズメント事業

売上高20,000百万円(同3.1%減)、セグメント利益1,650百万円(同1.7%減)を予想している。引き続き優良ロケーションの開発、既存ロケーションの見直しなどを行うことで、前期並みの利益を確保する計画だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MH》

提供:フィスコ

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