話題株ピックアップ【昼刊】:パソナG、島精機、コロプラ

注目
2018年7月17日 11時40分

■タマホーム <1419>  1,264円  +250 円 (+24.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

タマホーム <1419> が急騰。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比15.9%増の40.2億円で着地。続く19年5月期も前期比16.7%増の47億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は豊富な繰越残を背景に注文住宅の引き渡し棟数が増加するうえ、不動産事業で戸建て分譲やオフィス区分所有権の販売も伸びる。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比15円増の45円に増配する方針とした。前営業日終値ベースの予想PERが15.2倍→12.7倍に低下する一方、配当利回りは4.44%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。併せて、21年5月期に営業利益120億円(18年5月期実績は46.5億円)を目指す中期経営計画も発表している。

■パソナグループ <2168>  1,892円  +249 円 (+15.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

パソナグループ <2168> が大幅高。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比53.5%増の66.3億円に拡大し、従来予想の56億円を上回って着地。続く19年5月期も前期比26.7%増の84億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は旺盛な人材需要を背景に人材派遣や委託・請負などが伸びるほか、福利厚生代行サービスを展開する子会社ベネフィット・ワン <2412> [東証2]の業績拡大を見込む。併せて、前期の年間配当を12円→13円に増額し、今期も前期比1円増の14円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■ダイト <4577>  3,395円  +375 円 (+12.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

ダイト <4577> が急反騰。13日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比9.4%増の42.4億円で着地。続く19年5月期も前期比2.5%増の43.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は製剤部門が収益を牽引した。自社開発ジェネリック医薬品の販売が増加したうえ、長期収載品目の製造受託と一般用医薬品の販売も好調だった。今期はジェネリック医薬品向け原薬が堅調に推移するほか、製剤ではジェネリック医薬品における新規品目や既存品の販売が増加し、14期連続の増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比3円増の36円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■ヒトコム <3654>  2,039円  +196 円 (+10.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位

ヒト・コミュニケーションズ <3654> が急反騰。13日大引け後に発表した18年8月期第3四半期累計(17年9月-18年5月)の連結経常利益が前年同期比4.4%増の21.7億円に伸びて着地したことが買い材料視された。ブロードバンド分野の好採算案件の受注減少などで主力のアウトソーシング事業の業績が低迷したものの、昨年7月に子会社化したビービーエフ、ブランチ・アウトら3社の業績上積みが収益を押し上げた。年末の繁忙期を中心にビービーエフが運営受託する既存のECサイトでの販売実績が好調だった。上期(17年9月-18年2月)は1.8%減益だっただけに増益に転じたことが好感されたようだ。

■物語コーポレーション <3097>  9,990円  +580 円 (+6.2%)  11:30現在

物語コーポレーション<3097>が大幅続伸。13日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比4.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。主力の焼肉部門をはじめ、ラーメン部門やお好み焼き部門など各部門で前年実績を上回った。なお、通期既存店売上高は前期比3.2%増となり、期初計画の0.8%増を上回った。

■島精機製作所 <6222>  6,110円  +310 円 (+5.3%)  11:30現在

島精機製作所 <6222> が続急伸。13日大引け後、ファーストリテイリング <9983> との戦略的パートナーシップを強化し、中長期的で包括的なニット商品の開発と技術革新への取り組みを加速すると発表したことが買い材料視された。これまで両社は合弁会社イノベーションファクトリーを通じ、ホールガーメント商品の製造と量産技術の蓄積を重ねてきた。今後はアジア一円での海外量産背景の拡大と生産効率の向上を促進するとともに、オンデマンドの量産システムも視野に入れながら、顧客と工場を直結させる新しい商品開発・量産プロセスの開発を目指す。また、ホールガーメント商品を中心に、今までにない新しい価値を持つ革新的なニット商品を共同開発し、新たな需要を掘り起こしていく。

■UUUM <3990>  5,240円  +240 円 (+4.8%)  11:30現在

ユーチューバーの制作サポート事業展開を手掛けるUUUM<3990>は大幅続伸。同社は13日取引終了後、19年5月期の連結業績予想を発表した。売上高は159億円(前期比35.5%増)、営業利益は8億5000万円(同18.6%増)、最終利益は5億2400万円(同28.9%増)を見込んでいる。売上高は動画広告市場の成長を取り込み、前期比35.5%増と大幅増収を予想している。 営業利益は、売上成長に沿った売上総利益の増加を見込む一方、新チャンネルの立ち上げ費用や新規事業への投資を考慮し、同18.6%増を想定している。18年5月期連結決算は、売上高117億3500万円(前の期比68.1%増)、営業利益7億1600万円(同2倍)、最終利益4億600万円(同57.7%増)だった。

■アルパイン <6816>  2,558円  +100 円 (+4.1%)  11:30現在

アルパイン<6816>が4日続伸し、年初来高値を更新している。「物言う株主」として知られる米ヘッジファンドのエリオット・インターナショナルが13日の取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出したことで、エリオットと共同保有者のアルパイン株式保有比率が5.12%と、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑からの買いが入っているようだ。なお、保有目的な投資、および状況などに応じて発行会社やその関係会社との間で協議を行い、または重要提案行為などを行うためとしている。報告義務発生日は7月12日。

■コロプラ <3668>  775円  +30 円 (+4.0%)  11:30現在

コロプラ<3668>が一時急騰、前週末まで4日続落と底値模索の動きをみせていたが、目先短期資金の流入で動き一変、マドを開けて大幅高と気を吐いている。同社はスマートフォンゲームを展開、足もとは既存タイトルの苦戦で収益を低迷させていたが、14日にニンテンドースイッチ向け「白猫プロジェクト」を2020年に発売する予定と発表、これが投機筋の琴線に触れた。14日付でティザーサイトとともに、イメージビジュアルとトレーラームービーを公開している。

■三菱UFJ <8306>  655.7円  +17.4 円 (+2.7%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は3日続伸。16日のニューヨーク株式市場でバンク・オブ・アメリカ(BAC)が好決算を発表したことから、JPモルガン・チェースやシティグループなど大手銀行株が上昇した。BACの4~6月期の1株利益は市場予想を上回った。これを受け、傘下にMUFGユニオンバンクなどを持ち、米国事業を積極的に展開する三菱UFJに連想買いが流入している様子だ。

■ブリヂストン <5108>  4,179円  +83 円 (+2.0%)  11:30現在

ブリヂストン<5108>、東洋ゴム工業<5105>、横浜ゴム<5101>などタイヤメーカーが軒並み上昇、業種別値上がり率でも「ゴム製品」が全33業種中でトップとなっている。ここ外国為替市場ではドル高・円安の流れにあり、輸出採算改善期待が背景にあるほか、足もと原油価格が急落しており、前日のWTI原油先物価格は3ドル近い急落をみせ1バレル=68ドル6セントまで水準を切り下げていることで、原料コストの低下期待が株高を後押ししている。

■大和証券グループ本社 <8601>  667.9円  +12.3 円 (+1.9%)  11:30現在

大和証券グループ本社<8601>、野村ホールディングス<8604>をはじめ証券株が軒並み上昇。全体相場は前週に日経平均が800円余り上昇するなど、戻り足が鮮明となっている。一時は市場参加者の離散も懸念されたが、ここにきて売買代金も増加傾向で、きょうは11時現在で1兆円台を上回った。証券会社は手数料収入の拡大や投信など運用成績の改善期待が株価にポジティブに働いている。

■ラクスル <4384>  2,872円  +22 円 (+0.8%)  11:30現在

ラクスル <4384> [東証M] が反発。同社はネットで簡単に印刷物を注文できる印刷通販サイト「ラクスル」を運営する。13日大引け後、18年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の900万円→4000万円に4.4倍上方修正したことが買い材料視された。計画を上回るペースで新規顧客の獲得が進んだことに加え、新規顧客と既存顧客によるリピート購入も好調に推移したことが寄与。販管費の増加を増収効果で吸収し、大幅増益となる見込みとなった。

■ガンホー <3765>  263円  +1 円 (+0.4%)  11:30現在

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>はしっかり。13日の取引終了後、レベルファイブ(福岡市中央区)と共同開発したスマートフォン向け妖怪探索位置ゲーム「妖怪ウォッチワールド」が、11日に国内累計100万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「妖怪ウォッチワールド」は、今年5周年を迎えたレベルファイブの人気コンテンツ「妖怪ウォッチ」の世界が、3Dマップ上でリアル世界と融合する新感覚の妖怪探索位置ゲーム。スマホを使って個性豊かな妖怪たちを見つけ、バトルに勝利し仲間にしていくというもので、他のプレイヤーに自分の仲間の妖怪を取り憑ける「ヒョーイ」や移動先で「妖怪の木」を植えることで、直接その場に行かなくても、全国各地の妖怪に出会うことができるのが特徴だ。

■ベイカレント <6532>  3,055円  -700 円 (-18.6%) ストップ安売り気配   11:30現在

13日に決算を発表。「3-5月期(1Q)税引き前は32%減益で着地」が嫌気された。ベイカレント・コンサルティング <6532> [東証M] が7月13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年2月期第1四半期(3-5月)の税引き前利益(非連結)は前年同期比32.3%減の7.1億円に落ち込み、通期計画の47億円に対する進捗率は15.2%にとどまり、さらに前年同期の26.1%も下回った。

⇒⇒ベイカレントの詳しい業績推移表を見る

■ネオス <3627>  524円  +80 円 (+18.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

ネオス<3627>に物色人気集中。同社はアプリ開発支援事業がヘルスケアや金融向けで需要を確保しているほか、新規事業の法人向けクラウドサービスも収益に貢献している。13日取引終了後に発表した、19年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算は、売上高が17億7000万円(前年同期比30.6%増)、営業利益は1億1000万円(同3倍)、最終利益は1億2600万円(同8倍)と高水準の伸びを示した。通期計画も既に大幅に超過しており、これを材料視する形で投資資金の攻勢が加速している。

■エスケイジャパン <7608>  548円  +80 円 (+17.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

エスケイジャパン <7608> がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比4.2倍の1.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。「星のカービィ」、自社企画の「忠犬もちしば」といった定番キャラクター商品の好調継続に加え、カプセルトイキャラクター「シャクレルプラネット」の投入も寄与し、37.3%の大幅増収を達成した。併せて、通期の同利益を従来予想の2億円→2.7億円に35.0%上方修正。減益率が39.6%減→18.4%減に縮小する見通しとなった。

●ストップ高銘柄

リボミック <4591>  491円  +80 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

IGポート <3791>  1,590円  -500 円 (-23.9%) ストップ安売り気配   11:30現在

ネクスグループ <6634>  429円  -100 円 (-18.9%) ストップ安売り気配   11:30現在

ハーモニック <6324>  4,025円  -700 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在

など、4銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.