クイック---1Qは営業利益が25.0%増、人材サービス事業等が順調に推移

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2018年8月1日 16時41分

クイック<4318>は31日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.9%増の57.33億円、営業利益が同25.0%増の17.90億円、経常利益が同22.3%増の17.99億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.9%増の12.25億円となった。

人材サービス事業は、人材紹介で、建設・土木分野や製造分野等での採用ニーズは依然として高く、一般企業向け専門職・技術職の人材紹介は大きく拡大した。また、病院や介護施設等を対象とした看護師紹介も、旺盛な採用ニーズを背景に競合企業との登録者獲得競争が続くなか、きめ細かな登録者対応やプロモーション強化等が奏功し、4月の入職ピーク時期を含め、業績は順調に推移した。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等は、医療・福祉分野へのスタッフ派遣や保育士派遣が好調だった。また、専門性の高いIT及びWeb関連職種や営業アシスタント等のパートタイム派遣が堅調に推移した。

リクルーティング事業は、中途採用領域において正社員向け採用広告の取り扱いが好調だったほか、アルバイト・パート採用広告の取り扱いが堅調だった。また、新卒採用領域は、2019年3月卒業予定の大学生を対象とした採用広告や合同説明会等の取り扱いに加え、6月にオープンした2020年3月卒業予定の大学生向けインターンシップサイトへの広告の取り扱いが順調に推移した。

情報出版事業は、住宅情報誌や北陸の結婚情報誌に加え、折り込みチラシ等のポスティングサービスが引き続き堅調だった。また、「ココカラ。」ブランドで展開するコンシェルジュサービスは、転職・家づくり・ウェディングの全ての領域とも好調だった。

ネット関連事業は、人事・労務に関する情報ポータルサイト「日本の人事部」の広告収

入が順調に拡大した。4月には「日本の人事部」のブランディング強化の一環としてインタビュー情報誌を発刊したほか、5月には東京と大阪で「HRカンファレンス2018-春-」を開催した。来場者数も過去最多の12,000人以上にも上り、売上高も過去最高を更新する等、業績拡大に大きく貢献した。

海外事業は、QUICK USA,Inc.において、採用企業・求職者双方へのきめ細かな対応や価格改定等に取り組み、人材紹介・人材派遣ともに業績が拡大した。上海クイック有限公司は、教育研修や人事制度設計等の人事労務コンサルティングが好調だったことに加え、採用コンサルティングも営業体制の強化により業績が拡大した。QUICK GLOBAL MEXICO,S.A.DE C.Vは、現地日系自動車関連メーカーからの通訳や営業・生産管理職の採用ニーズが引き続き旺盛だったことに加え、金融関係や商社等、自動車関連メーカー以外の日系企業への採用支援の機会も増えてきたが、コンサルティング期間が長期化するケースが多かったことで業績は伸び悩んだ。Centre People Appointments LTD.は、営業体制の強化により人材紹介の業績が順調に拡大し、QUICK VIETNAM CO.,LTD.においてもベトナムに進出する現地日系企業に対する人材紹介が好調だった。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の185.00億円、営業利益が同4.6%増の23.00億円、経常利益が同10.0%増の25.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.8%増の17.53億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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