コスモスイニシア---1Qは23.0%増収。新築マンション及び新築一戸建の引渡、投資用不動産の販売が順調に推移
コスモスイニシア<8844>は7日、2019年3月期第1四半期(18年4~6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.0%増の175.57億円、営業損失が0.66億円(前年同期は0.79億円の利益)、経常損失が1.78億円(同0.18億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.76億円(同0.28億円の損失)となった。同社グループは売上高の季節要因として、不動産引渡が多くなる第4四半期連結会計に集中すると説明しており、契約進捗は順調に推移している。
レジデンシャル事業は、売上高が前年同期比66.7%増の71.17億円、セグメント損失が1.07億円(前年同期は5.47億円の損失)となった。リノベーションマンション等の引渡件数が減少した一方で、新築マンション及び新築一戸建の引渡戸数が増加した。通期販売計画に対する契約進捗率は新築マンション61.1%、新築一戸建44.5%、中古マンション20.7%。
ソリューション事業は、売上高が前年同期比2.2%減の73.54億円、セグメント利益が同68.7%減の3.47億円となった。不動産サブリースの転貸戸数が増加したこと等により増収となった。一方、投資用不動産等及び法人仲介等において減収になったことや、前年同期において高採算の土地売却があった反動で投資用不動産等の売上総利益率が低下した。
工事事業は、売上高が前年同期比44.4%増の22.79億円、セグメント利益が0.05億円(前年同期は2.03億円の損失)となった。オフィス改修工事の受注が増加したことや、売上総利益率が奏功した。
海外事業は、売上高が前年同期比13.2%減の8.75億円、セグメント利益が同39.3%減の0.47億円となった。オーストラリアにおけるホテル・リゾート運営事業の業績が減収減益になったこと等が影響した。
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.1%増の1,050.00億円、営業利益が同7.8%増の52.50億円、経常利益が同9.9%増の48.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の44.00億円とする期初予想を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ