エムアップ---1Qは売上高が21.9%増、PCコンテンツ、eコマース事業及びアプリ事業で増収

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2018年8月15日 16時07分

エムアップ<3661>は14日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.9%増の10.63億円、営業利益が同3.9%減の0.63億円、経常利益が同18.7%減の0.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.6%減の0.43億円となった。

携帯コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比6.1%減の6.97億円、セグメント利益は同18.1%減の1.64億円となった。アーティストや声優、タレントのファンクラブサイトの新規開設や、他社からのサイト運営の移管など有料会員の獲得に取り組んだ。また、既存のファンクラブサイトにおいては、ファンメールやWebラジオ機能等の利用者目線に立った新たなコンテンツを投入することで、会員数維持や単価上昇のための施策を講じるとともに、年会費制の導入などファンクラブの多角化も進めた。また、これまでのコンテンツ配信で培った経験やノウハウを活用し、テレビ局が提供するアニメ動画見放題サービスやタテ型アニメ視聴アプリなど動画配信分野の強化を進めるとともに、新規事業の開発にも引き続き努めた。

PCコンテンツ配信事業の売上高は前年同期比23.8%増の0.48億円、セグメント損失は0.01億円(前年同期は0.03億円の損失)となった。アーティスト及びタレント等のPC向け有料ファンクラブサイトの運営を行った。また、将来の携帯コンテンツ配信事業での有料化を見据え、アーティストや俳優、声優などのオフィシャルサイトの受託制作なども実施し、増収となった。

eコマース事業の売上高は前年同期比399.6%増の1.74億円、セグメント利益は同749.2%増の0.23億円となった。CDやDVD、ブルーレイといった音楽映像商品と、それに関連するアーティストグッズを中心に、大手レコード会社との提携によるレコード会社の公式販売サイトの運営管理と自社による直販の両面から事業を展開した。また、人気アニメ「エヴァンゲリオン」の公式オンラインストアの制作、運営を受託し、サイトリニューアルを行い、増収となった。

アプリ事業の売上高は前年同期比83.5%増の0.64億円、セグメント損失は0.11億円(前年同期は0.04億円の損失)となった。機能追加や利便性の向上を目的とした大型アップデートを行うとともに、アプリの利用拡大を図るべく各種キャンペーンを展開し、増収となった。

なお、EMTGの完全子会社化における影響については、現在精査中である。そのため、2019年3月期の連結業績の見通しは、適正かつ合理的な数値の算出が困難であり、開示をしていない。今後、業績予想数値の合理的な算出及び公表が可能になった段階で、速やかに開示するとしている。

《SF》

提供:フィスコ

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