カナダドル週間見通し:下げ渋りか、早期追加利上げの思惑残る
■やや強含み、早期追加利上げ観測などが下支え
先週のカナダドル・円はやや強含み。新興国通貨安や世界的な株安による原油需要後退への懸念などでカナダドル売りが優勢となった。ただ、米中貿易協議再開への期待やインフレ率上昇を受けて、カナダ中央銀行の早期追加利上げ観測が広がったことから、週末前にかけて対円でのカナダドル買いが活発となった。取引レンジ:83円64銭-85円32銭。
■下げ渋りか、早期追加利上げの思惑残る
今週のカナダドル・円は下げ渋りか。新興国通貨安、株安による資源価格の先安観は残されており、カナダドル売り材料となる。一方、カナダの7月インフレ率上昇を受けて、カナダ中央銀行による早期追加利上げ観測が広がっており、引き続きカナダドルの下支えとなる。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・22日:6月小売売上高(5月:前月比+2.0%)
予想レンジ:83円50銭-85円50銭
《MK》
提供:フィスコ