注目銘柄ダイジェスト(前場):グレイス、物語コーポ、GMOPGなど

市況
2018年8月21日 12時36分

ダイヘン<6622>:585円(-18円)

3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「Buy」は継続したものの、目標株価を1000円から760円に引き下げたことが嫌気されているようだ。同証券では、半導体関連機器部門が中長期的な成長のけん引役であるとの見方に変更はないが、直近の受注動向等を踏まえて成長率を若干引き下げたことから、19年3月期以降の業績予想を下方修正している。一方で、「現状の株価調整は行きすぎ」との指摘は残す。

GMOPG<3769>:11610円(+380円)

大幅続伸。政府が決済電子化を進めるための支援に乗り出すと一部メディアで報じられている。政府はスマートフォンで読み取るQRコードを活用する決済基盤の提供事業者に補助金を供与し、小売店には決済額に応じた税制優遇も検討しているという。これを受け、決済代行事業や「GMO後払い」などを手がける同社に対し、関心が高まっているようだ。

丹青社<9743>:1239円(-14円)

続落。18年2-7月期営業利益は30億円程度になりそうだとの観測報道が伝わっている。27億円とされていた会社予想は上回ったが、2-7月期としては前年同期並みの水準であった。また、当初想定していた大型複合商業施設の案件が顧客都合により8月以降にずれ込んだため、売上高は2%増の410億円程度と会社予想(420億円)に届かなかったとみられ、朝方から売りが優勢となっている。なお、同社2-7月期決算は9月7日に発表される予定である。

レカム<3323>:241円(+4円)

大幅に反発。中国子会社のレカム大連社がコールセンター運営のマスターピース・グループ(東京都港区)の孫会社である中国の大連傑作商務諮詢有限公司の持分100%を取得し、連結子会社にすると発表している。取得価額は概算で0.72億円、株式譲渡契約日は9月5日。大連傑作商務諮詢有限公司はBPO(顧客業務プロセスの受託)事業を手掛けている。また、マスターピース・グループとBPO事業で今後も協業することで合意している。

グレイス<6541>:2370円(-130円)

朝高後に失速。8月27日付でマザーズから東証1部に市場変更されることになったと発表、今後も事業の拡大と企業価値の向上に努めるとコメントしている。1部上場に伴いTOPIX(東証株価指数)連動型のパッシブファンド等の資金流入が期待されるところだが、同社は7月に市場変更申請を行ったことを公表済みで、正式決定を受けて材料出尽くし感が広がったようだ。

物語コーポ<3097>:9060円(+330円)

5日ぶり大幅反発。いちよし証券がレーティングを「B(中立)」から「A(買い)」に引き上げており、買い材料視されているようだ。フェアバリュー13000円は継続した。5月の前回レポート時から株価が25%ほど下落し、フェアバリューとのかい離が拡大したことがレーティング引き上げの要因。複数の業態を展開して安定的に収益を伸ばしていくという中長期のファンダメンタルズの見方は変えていないという。

JESHD<6544>:2487円(+57円)

大幅に9日ぶり反発。9月30日(実質的には9月28日)を基準日に1株を2株に分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて株式の流動性を高め、投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的。分割を好感して個人投資家を中心に買い人気が集まっている。また、前日までの続落で値頃感が高まっていたことも買い材料になっているようだ。

JMC<5704>:3145円(±0円)

長野県飯田市にあるコンセプトセンターに2台目となるミリフォーカス産業用CT「phoenix v|tome|x c450」を追加導入し、サービス体制を強化すると発表している。拡大する検査・測定サービスの需要に対応する。既にミリ/マイクロ/ナノフォーカスという全クラスの産業用CTを保有しており、今回の設備増強で5台体制となる。「phoenix v|tome|x c450」は同機種から撮像機能が向上した仕様になっているという。

《ST》

提供:フィスコ

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