下落する天然ゴム市場にチャンスが? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

経済
2018年9月19日 10時03分

こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は、天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。足元では、トランプ米政権が17日、中国に対して2000億ドルの輸入品に10%の追加関税を24日に発動すると発表しました。これに対し、中国も600億ドル分の報復関税を24日に発動することが決定しており、米中貿易摩擦懸念が長期化していますね。

松永さんのレポートでは、米中貿易摩擦のコモディティ市場への影響について、『トランプ政権が2000億ドル相当の対中制裁関税を課したことを受けて、コモディティ市場が全体的に軟調となっております』と分析しています。

天然ゴムの値動きについては、『昨日の上海総合株価指数が1.1%安となり、年初来安値を更新しました。上海ゴムは、昨日の日中取引で1.8%安となり、昨日の夜間取引で0.2%安となりました』と伝えています。

また需給要因としては、『台風22号は、中心気圧905ヘクトパスカル、最大瞬間風速が秒速80mの勢力を保ったままフィリピンを通過し、中国南部に上陸しました。その後、ベトナム方面にも向かったようです。中国南部は天然ゴムの生産地ですから、そのあたりの被害が心配です』と考察しています。

そして、タイ・バンコクのRSS3号現物価格から輸入採算価格を算出すると、東京ゴムの期近限月が輸入採算価格を大幅に下回っていると伝えており、『東京ゴムの下値は限定的と考えるべきかもしれません。そして、東京ゴムの期近限月がここまで大幅に輸入採算価格を下回ることはかなり稀な事です』との見解を伝えています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月18日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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