実力ベースで日経平均の上値余地あり、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年9月20日 11時49分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

9/20付の「DailyOutlook」では、日経平均の上値余地について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日経平均は終値ベースで9月14日に23,000円を突破し、その後も上げ幅を拡大している。一段高となった背景に、需給面での軽さが意識された可能性があろう。1985年以降の東証1部の売買代金を日経平均の価格帯別でみると、23,000円を超えると急速に減少する。これは戻り待ちの売り圧力が減ることを意味し、これまで跳ね返されてきた23,000円突破で投資家の買い意欲が増したと考えられる』と伝えています。

続けて、足元の日経平均の水準は、TOPIXの予想EPSから試算したレンジでみると予想PERで14倍を下回る水準にあることを挙げ、『世界景気の拡大は続き、TOPIXの予想EPSは過去最高水準にあるものの、米中貿易摩擦への懸念などが先行きの不透明感として意識されPERは相対的に低い水準に留まってきたといえよう。そうした中で、TOPIXの予想EPSの増加基調は続くと考えられ、PERが一定でも業績拡大に見合った株価上昇が期待される。PERが14倍として日経平均を試算すると、9月末:24,962円、12月末:25,486円となる』と分析しています。

さらに、『一方、企業は収益体質を強固にし、外国人投資家が重視する指標の一つであるROEを高めている。株式市場の雰囲気は変わりつつあり、日本株市場への期待(=PERの上昇)が膨らむ可能性もある』とまとめています。

最後にレポートでは、『予想PERから試算した日経平均見通し』を紹介しています。詳しくは9/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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