米国株見通し:貿易摩擦の拡大・激化への懸念が重しに

市況
2018年9月24日 18時30分

S&P500先物  2929.00(- 4.75) (18:05現在)

ナスダック100先物  7524.25(-26.25) (18:05現在)

18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は前日比35ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比1.50ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、24日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。

米国は約2000億ドル相当の中国製品対象に制裁関税(年内10%、来年から25%上乗せ)を発動。一方、中国も600億ドル相当の米国製品を対象に報復関税(5-10%上乗せ)を発動、「米国の関税の脅しの下では通商交渉を行うことはできない」と表明した。今週は米国とカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐる協議も山場になると予想され、貿易摩擦の拡大、激化への懸念が米株の重しとなりそうだ。NY原油先物は、産油国の増産見送り受けて72ドル台まで上昇しており、下支え材料になろう。

本日発表となる米経済指標は、8月シカゴ連銀全米活動指数や9月ダラス連銀製造業活動指数で、それぞれ前月を上回ると予想され、株式市場にはポジティブな材料になるとみられる。

《KK》

提供:フィスコ

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