中国の景気動向に注意、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年10月15日 11時41分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/15付の「DailyOutlook」では、世界的な株安について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『先週は米企業業績への懸念の高まりなどをきっかけとして米国株の大幅安を受けて、日経平均が11日木曜日に前日比▲3.8%、上海総合指数が同▲5.2%となるなど世界的な株安となった。米国で7-9月期決算発表シーズンを迎える中、短期的には警戒ムードが続くとみられる』と伝えています。

続けて、足元の下落と今年2月の下落局面と比べると、新興国通貨やドル円の下落は限定的となっていることを挙げ、『投資家の不安心理を表すとされる米VIX指数は上昇しているものの、比較的落ち着いている。チャート上では、先週末12日の日経平均はテクニカル的な節目が集中する22,400~22,500円処で下げ止まっているほか、日経平均の予想PERは13.05倍(10/12時点、加重平均、日経予想)と割安感が強まっている。また、来週以降に本格化する国内企業の7-9月期決算発表では、3月期決算企業の第1四半期の企業業績は過去平均以上に好調ながら通期会社計画を上方修正した割合は少なく、例年以上に上方修正される可能性は高いといえることも下値のサポート要因だ』と分析しています。

さらに、『一方、今回の株価下落要因の一つに中国景気の減速懸念がある可能性がある。今週は中国で注目度が高い経済指標が複数発表される。中国の景気減速が現実味を帯びるのであれば、世界の景気敏感株としての日本株の上値は限定的となる可能性があろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは10/15付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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